内容説明
愛する人に愛されない、大切な人との別れがつらい、孤独や老いとどうつき合っていけばいい?――人生のさまざまな悩みや苦しみに寂聴さんがやさしく寄り添って答えてくれる“読む法話集”。愛、幸福、怒り、無常、命、死などについて、自身の人生を振り返りながら、仏教の教えとともにわかりやすく説く。読むだけで心がスッと軽くなり明日への元気が湧いてくる大ロングセラー。文字が大きく読みやすくなった新装版。
目次
出逢いについて
むなしさについて
幸福について
無常について
別れについて
命について
祈りについて
加持について
老いについて
愛について
怒りについて
母と子について
死について
あとがき 生きる道しるべに 瀬戸内寂聴
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みち
5
辻で説法するように書かれた本。相変わらず、歯切れ良い。いろいろ経験がおありで、、、参考になること、たくさんあります。ただ、不妊治療に迷いながらいた時、気持ち悪い、の一言に、わかるんだけど、ガガーンとなりました。
江藤 はるは
2
後半は疲れていて飛ばし読みしたのを知ってるぞ! また時が経てば読み直してね、俺。2019/09/24
あんだー
0
読後、帯にある「大ロングセラー」の謳い文句に激しく納得。幸福について、別れについて、老いについて、愛について、死について等、13のテーマについて語られているが、折に触れて読み返したくなる名著。自身を「にわか尼僧」などと卑下しているが、人間らしい悩みや苦しみに、人間らしい言葉で寄り添い、道を示してくれる。2023/04/08
ショーン
0
初めて瀬戸内さんの本を読みました。出家される前にいろいろご苦労もあったようで、人生のほぼ半分を仏門に捧げられました。この本は出家されて10年が過ぎたあたり。生々しい話も交えながら、もがき苦しみながら到達した境地についてじっくり語っていただいています。この後の著書も読んでみたいと思います。2021/11/21