講談社文庫<br> 原調

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講談社文庫
原調

  • 著者名:遠藤武文【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 講談社(2017/01発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
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  • ISBN:9784062935203

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内容説明

重傷を負いつつも病院から失踪した被害者、高速道路を横断し轢かれた主婦の黒い噂、事故の記憶がない轢き逃げ犯……警察捜査で見逃された7件の自動車事故の真相を損害保険査定員・滋野隆幸が“原調(原因調査)”で暴く! 元損保勤務だった著者だから書けたリアルな“交通事故ミステリー”。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

65
損保保険査定員の滋野が、正しく保険を支払うために事故を調査する連作短編集。1話目のダメ男が主役?と勘違いし嫌な出だしでしたが!それ以降はすごく面白く読めました。ここまで調査するんでしょうか。金融庁の絡みなど知らないことだらけの損保のお話でした。そしてラストの『不実』そこまでやるのか!そしてそうつながるのか!滋野恐るべし。最近車をよく運転するので、本当に気をつけようと思います。2022/01/10

Kazuko Ohta

24
交通事故の加害者側が契約する損保会社の保険査定員・滋野による原調=原因調査。滋野の心情はほとんど窺えず、淡々と調査を進めるデキる査定員という印象。かといって冷ややかなわけでもなく、事故を公平な目でつぶさに見ようという姿勢に好感を持ちました。ただ、事故の真相はやるせないものばかり。なぜこんな事故が起きたのかが明かされて、しんみりするというよりはやるせない気持ちでいっぱいになります。読後どんより。面白かったけれども、私の好みとしては、結末が「めっちゃいい話」か「どん底に突き落とされるほど嫌な話」のほうがいい。2019/02/06

すたこ

17
★★★★★損保の調査員、滋野が交通事故を解決に導く交通ミステリー。軽めの短編集でサクサク読めた。 専門用語とかもあって、車を運転しない私には分かりにくい部分もあったけど読みやすいので就寝前に1話読むのにちょうど良い。面白くなっちゃって次の話も読みたくなり、途中で寝落ちのパターンになったりした。それぞれの話、すごくスッキリしたんだけど… ラストの話!!そう来たか!って感じ。 途中もびっくりしたけど、とんでもない終わり方(笑) もう!気になる気になる!w この本、登録が少ないのは何故だろう?面白かったのに。2021/03/24

のんちゃん

17
損害保険査定員の滋野隆幸が原因調査を行い自動車事故の裏を暴くミステリー。このひと月、痛ましい交通事故のニュースを何度見ただろう。そんな時事関連から手に取った一冊。私は車の運転をしないので、物語の中の交通関連の事象や自動車保険の事がよくわからなくて、理解するのに時間がかかる読書だったが、短編7編はどれも惹きつけられ、色々と知識としても学べるものがあった。作者は元損害保険会社勤務との事。経験に裏打ちされた真実味がこの作品には散りばめられている。2019/05/24

シアン

9
5編からなる短編集。損害保険査定員が交通事故の謎を解き明かしていく。前半は、淡々と事故の解明をしていくだけで、やや味気ないが、後半は少しずつつながりが見えてきて面白い。ただ、読後感はあまりよくない。2016/12/13

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