内容説明
元捜査一課の女刑事・魚住久江、42歳独身。ある理由から一課復帰を拒み、所轄で十年。今は練馬署強行犯係に勤務する。その日、一人の父親から、子供が死亡し母親は行方不明との通報があった。翌日、母親と名乗る女性が出頭したが(「袋(ブクロ)の金魚」)。女子大生が暴漢に襲われた。捜査線上には彼女と不倫関係の大学准教授の名も挙がり……(「ドルチェ」)。所轄を生きる、新・警察小説集第1弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Yunemo
258
何故、『ドルチェ』を書名にしたんでしょう。連作2作品めのイメージじゃないけど?解説にある通りなんでしょうかね。6編の連作を通じて、結果として善と悪との距離感をどう理解したらいいんでしょう。何だかあまりに日常的すぎて、そこに絡む犯罪としてのイメージの解釈が難しい。ただ、主人公の人物設定に好感、この魅力。自身の良さと寂しさを内在しながら、自分の信念で動く。やはり、この年代にあったいわゆる個人的なパートナーの存在感が欲しい。そう心に含めて読了。2014/09/13
maa
210
姫川玲子とは違った女性刑事魚住久江。事件自体は姫川シリーズの様な派手さがない分、身近な印象を受けた。魚住刑事と彼の行方に進展があるのか少し興味が沸いたので、機会があれば次回作も手にとって見ようかと思った。2015/10/27
ALATA
171
練馬署強硬係「魚住久恵」独身42歳、部長刑事。今までとちょっと違うタイプの警察小説。「暑いと応える…年かな」「魚住さん全然若いですよ…可愛いし」強面の猛者と思いきや、意外に繊細でユーモアがあり年下の峰岸とも相性がよさそう。女性主観の捜査、時々出てくる「心の声」が生き生きしていて好感が持てる。誰かが困っているとつい手差し出したくなる。被害者の心に響くように丹念に、地道に、捜査にを繰り返すところは姫川さんと対局にあるなぁ。★4※姫川班に配属されたようで、その前にこのシリーズ読んでみようかというところ。 2022/12/24
やな
164
サラッと読めた、続編も楽しみです(^^♪2016/05/10
再び読書
156
警察物なのだが、かといって黒誉田ではない作品。あまりなかったので新鮮に感じる。魚住と金本、峰岸の三角関係がどうなるか?気になる。黒誉田作品と違って魚住には行間を読み取る様な、真摯な捜査姿勢が見えて何故か安心感を得られる。不倫に関する受け止め方も納得。自分の思いだけでなく、関わる人々に対する配慮が安心させられる。何故か警察もので癒される一冊。次に進みましょう。2019/09/02




