内容説明
がん,肥満,糖尿病,高血圧,うつ病…人はなぜ病気になるのか?進化に刻まれた分子記憶から病気のメカニズムに迫る「進化医学」.診断,治療法の確立にも欠かせない,病気の新しい考え方をわかりやすく解説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
incognito
1
ランドルフ・ネシーの本よりも密度は低いが広範な分野に渡り進化医学の知見を記している本。尿酸の適応的意義、トレハロースを捨てグルコースを使ったためインスリン系に選択圧がかかったこと、統合失調症の選択圧など、進化の考え方を加味しなければなかった考え方が学べて面白かった。全般的には内容は薄く、各分野への門戸を開く入門書、啓蒙書といった趣きがある。しかし現在の医学には進化という視点が欠けているから、広く読まれることを目的とした書物としては優れていると思う。2013/10/12
coldsurgeon
0
人はなぜ病気になるのか?それは、多くは進化の過程で、身につけてしまったものかもしれない。進化と引き換えに得たものが、病気であるということだ。2013/07/09
カーメンホワット
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図書館で借りて気に入り、本屋さんにて購入(^^)進化医学は無限大の可能性2013/05/12