内容説明
特許とは、貴方の大事なアイデアや会社の財産を守るもの――それがトンでもない大間違い。特許を申請するだけで大事なアイデアが世界に垂れ流しになっている。大事な事は「見せない・出さない・話さない」。豊富な事例と共に易しく解説する特許・知財の最新常識!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
109
特許と知的財産権のお話し◆仕事上、知的財産権の侵害に当たらないかということを確認することはあっても、それほど普段から接することはなかった世界。良いアイデアだからといって、ただ闇雲に特許の申請なんかをしていると、回りまわって自分のクビを絞めることにもなりかねない。特許の申請をするにも戦略が必要だということ。◆「特許出願さえすれば、特許庁によって自分の技術が自動的に半永久的に守られる」という誤解。/特許出願→技術公開/『アイデアに国境はないが、特許に国境はある。』/特許をとる目的をしっかりと見極めること。2020/08/25
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
30
特許を敢えて出願しない事も戦略としてあり得るんですね。2017/02/07
羽
16
☆☆☆ コカコーラの製造法が極秘と耳にし理由が気になっていた時に、偶然見つけた本。特許に国境はあるがアイデアに国境はない。日本企業が国内のみで特許出願すると、公開公報を見た他国にアイデアを盗まれ他国で特許を取られ、自分たちのビジネスを守るための特許がまわりまわって自分の首を締める可能性がある。しかし、技術・ノウハウは極秘にし、それ以外のアイデアで特許を取ることもできる。知財の仕組みを理解し特許を申請するかしないかを判断できれば、自分たちのビジネスを守れるよという話でした。2019/01/26
Tanaka
12
特許ってとったら絶対って思う人も多いけど、そんなことはない。むしろ特許を取るから危険に晒すこともある。申請を徒に出せばいいってものでもないのね。2017/11/24
かおりん
12
書名をみて軽く読めるとおもったけど、特許・知財についての小難しいことがほとんどだった。知財は知的財産のことで、人間が考えたアイデアとお金をもうけるためのネタのこと。特許はよく聞くけどアイデアを守ってくれるものではない。特許が原因の流出も多い。金型技術やもの作りが簡単に外国で真似されるのは嫌だなぁ。iPS細胞の裏にも知財スペシャリストの姿があったとか。知らなかったことも知れてよかった。2017/02/10
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