SB新書<br> 知性の磨き方

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SB新書
知性の磨き方

  • 著者名:齋藤孝【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • SBクリエイティブ(2017/01発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797388787

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内容説明

◆AIにも負けない知性をつくる!
・悩んでも混乱せず、問いから逃げない
・仕事の中に自己本位の要素を確保する
・「覚悟を決めた」学問は前頭葉を鍛える
・知の力でメンタルの悩みから解放される
・自分の力を信じるあり方から離れてみる

◆タフな知性は「生存戦略」として最も有効だ
知性とは困難や厳しい現実に直面したときに、その原因が何かを見極め、取りうる選択肢を探し対処する力に他ならない。つまり真の知性とは「生きる力」そのものだが、現代は知性に対するアンチとしての「反知性主義」が台頭したり、AI(人工知能)が今後人間の知能を凌駕するともいわれており、知性の力が改めて問われている。誰もが訓練により高められるものとしての知性を鍛え、普遍的な力を手に入れる。

◆AI(人工知能)、反知性主義の台頭……移ろう時代に〈本物のさびない知性〉を養う!
知性があれば、折れない、しがみつかない、動じない!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

23
福沢諭吉、夏目漱石、西郷隆盛。彼らに共通することは、先を見越す先見性と、自分のためでなく他人、ひいては国のことを一番に考えて動く行動原理かと思います。他国でもエリートはいますが、頭がよく優秀なだけではなく、有事の際に国のために死ぬ人のことでもあります。然るに、霞ヶ関には本当の意味でのエリートはいません。有事の際に自身の身を賭していける人こそが、本当の知性を持っているのかも知れません。2018/03/16

white

19
『自意識を取っ払い、世界に身を投げ込めるか』の項にある、『「そんなことをするのは恥ずかしい」という感覚は、やはり「私」が恥ずかしいのです。その「私」を、取っ払っていきたいものです。』の言葉が自分にとってタイムリーで引っかかった。数日前の日記に、「俺にとって生きるって恥ずかしさなんだろうな。恥をかくのが極端に怖いのだ」と書いて、生きづらさを吐露していたので、自分は自意識が強過ぎるんだなと知った。自分へのこだわりを捨てて知性の力を身に付けて、強過ぎる「私」を取っ払っていきたい。2017/06/03

u1

18
斎藤先生の本を読むと、いつも、勝手に明治大学の学生になった気分になります(高卒の妄想です)。今回は、以前挫折していた福沢諭吉の学問のススメを、読んでみようかと思うところまではきた。『自分が最も鑑としたい人については70%を目指すけれども、残りの30%についてはほかのモデルの要素も取り込むとか、あるいは一律に25%ずつ、4人の人物の要素を自分の知性に形づくるなど、取り込み方のイメージは人それぞれに異なっていて構いません』➡️私は、毎年好きな作家は増えたけど、鑑とする人物を特に決めとらんことに気付いた!2023/02/16

せっちゃんさん

17
モチベーション上げたい時の齋藤本。正直どの本も同じような内容だけど、色々な名言・日本語が紹介されるので知識欲を刺激される。本書は、「知性=正しい知識で、正しい判断を行い、正しく行動出来ること」と定義。これを鍛える最短の方法が、知の偉人達の行動・考えをトレースすること。夏目漱石、福沢諭吉、西郷隆盛などの偉人達の熱いメッセージを紐解く。個人的には、柳田邦男の紹介。『遠野物語』の人としか知らなかったけど傑物だったとは。さらっと読めて知識欲高まる1冊。2023/04/26

テツ

17
自分自身を知的な人間だとは微塵も思えないからこそ知的な人間に惹かれるし、自らの知性を少しでも磨こうと思い(思うだけだけれど)生きている。AIにはできない至らない部分。人間が人間であるが故に積み重ねることのできる特有の知性が存在するとしたら、それは絶対的に信頼できる永遠不滅な存在ではなく、不確かで朧げで揺らぎ続けるものなのだろう。だからこそ人は知性を求め磨き続ける。立ち止まり満足してしまったらそれはいつしか陳腐なシロモノとなり眺める世界の在り方や自らの内側を腐らせていくのかもしれないから。研ぎ続けろ知性を。2023/03/03

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