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内容説明
◆横並び、健全性重視、無風状態から一変して、近年、ビジネス環境が激変している銀行業界についてわかりやすく解説します。
◆「フィンテック」や「事業性評価」などがいま話題になっていますが、実は目配りすべきことは他にもたくさんあるのです。本書では、マイナス金利政策、日銀の総括検証、地銀再編、バーゼルIII、フィンテックなど、いま一大変革期をむかえた国内外の銀行をめぐる環境変化とその影響の全体像をわかりやすく解説します。ドル調達コストの上昇、国債市場の流動性低下、欧州銀危機、中国バブルの影響など、あまり知られていませんが、影響が懸念される問題についても掘り下げて紹介します。
◆著者は、メガバンク出身で、長年、内外の金融制度や、銀行経営、金融市場に関与したり、ウォッチしてきたアナリストです。
◆最新の情勢を押さえておきたい金融マンや、銀行業界を志望する就活生にとってぜひ読んでいただきたい1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
104
どちらかというとマクロ的な観点から最近の銀行の状況とその環境を分析している本です。マイナス金利を最初にもってきて今後かなり銀行は厳しい局面を強いられるということが明確に書かれています。黒田日銀のQQEの失敗を銀行にしりぬぐいさせようとする魂胆が見え見えです。しかも昔の日本軍のように失敗を認めず転進といっているのですから、黒田という人は元大蔵官僚ではなく政治家といった方がいいのでしょうね。金融機関の今後の方向性を資料を駆使して冷静に書かれていることは好感が持てます。2016/11/22
koji
8
仕事本です。金融業界に携わっているので、昨年の出来事をおさらいした上で、今年を展望する一助として、本書を手に取りました。大きな視点から書かれていますので、私なりに纏め直しました。昨年の金融業界のキーワードは、①マイナス金利、②金融庁による金融行政方針の転換、③フィンテック(ビットコイン)、④トランプショック・EU離脱による国際金融の乱高下です。とりわけ①、②は、私の仕事にも大いに影響を与えました。その上で今年の展望ですが、金融の歯車を順回転させるには日本経済の成長の底上げができるかが一番と結論づけました。2017/01/04
トマス
3
マイナス金利や国際金融規制の強化、不安定化する世界経済が導く将来を見通し、銀行が生き残るための道を考える。銀行の目線で分析した場合、激変する金融環境には銀行を動きにくくする悲観的な要素が多い。この先の特効薬を提示してくれるわけではないが、今起きていることにどんなリスクがあり、これから起きるであろう変化を判断していくための材料を与えてくれるという意味では役に立つ。本書はまだ米大統領が決まっていない段階で書かれているので、トランプ大統領が当選した今、さらなる激変を見据えて対処していくことが避けられないだろう。2017/01/17
Mikatas
1
当たり障りのない、銀行を取り巻く環境のまとめ。2017/05/13
hee0190
0
2016年9月時点での日本の銀行を取り巻く環境について、様々な観点からコンパクトにまとめらた本書。取り上げられている観点の多様さや個別性を排した視点、ページ数の制約などにより、それぞれの観点のつながりや詳細分析、各種提言などは一般的な内容となっており、もう少し説明や踏み込みが欲しいなぁと感じる点もあります。一方で、日本の銀行を取り巻く環境を認識するうえで必要となる、観点の網羅性や適時のデータとその分析・集約・表現、そしてなにより、非常に簡潔かつコンパクトにまとまっている点は、本書の最大の魅力かと思います。2017/04/05
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