文学の扉<br> 三島由宇、当選確実!

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文学の扉
三島由宇、当選確実!

  • 著者名:まはら三桃【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2017/01発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062832403

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内容説明

小学五年生の三島由宇は、おじいちゃんのお見舞いに行ったことで、祖父が副大臣まで務めた政治家だということを知ります。衆議院の解散により、選挙運動を展開するおじいちゃんを、由宇が手伝うことに……。小学生の彼女の目を通して、選挙の仕組みや多数の意見をまとめる難しさ、そして、理想を実現するためには、誰かが代表となって働かなくてはならない、という現実を伝えます。18歳選挙権が実現した今、必読の児童書です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

99
お父さんと絶縁状態にあるお祖父ちゃんは、なんと大物政治家だった。内閣解散に伴う総選挙で手伝いに駆り出された由宇は、議員の仕事や選挙の仕組みを児童会の仕事とダブらせながら理解していく。ライバル候補の息子と火花を散らしたり、祖父母と父との軋轢にとまどったりと物語としても楽しめて、中学生くらいにちょうどいい感じ。巻末には詳しい解説も掲載されている。明日は投票日というタイミングで読めたのも良かった。2017/10/21

ゆみねこ

72
ほとんど行き来のなかった父方のおじいちゃんは、代議士だった!春休みにおじいちゃんの選挙のお手伝いをすることになった三島由宇は、児童会副会長の小学校5年生。選挙についてのあれこれを小学生にも分かりやすく書いた1冊。面白いけど、まはら三桃さんの作品としてはちょっと不満が残るかな。2017/01/24

ぶんこ

50
小学校で児童会の役員、クラスでは学級委員と張り切って役目を果たしている元気っ娘由宇5年生。父方のおじいちゃんの選挙応援に出かけた春休みの日々。国政選挙に、小学生の孫を裏方の手伝いに呼び寄せるおばあさんに驚く。しかも孫の母親は以前の選挙手伝いで体調を崩し、その後亡くなっているのに? 読んでいる私には酷いおばあさんとしかうつらないのですが、著者はそうは思っていないような印象を受けました。選挙の仕組みを子どもたちに教えるには良い本と思って書かれたのか?不思議がたくさんの読後感でした。2017/02/04

anne@灯れ松明の火

25
まはらさんの新作。隣市で。てっきり、児童会の選挙の話だと思っていたら、衆議院議員総選挙の話で、ビックリ! 子どもたちに選挙、政治に関心を持ってもらうにはいいと思う。が、亡くなったお母さんのこと、お父さんの気持ちなどを思うと、祖父母の行動、由宇の行動はどうなのかな〜? その後が知りたいような、もういいような……。2017/02/10

バニラ風味

24
父親と二人暮らしの由宇は、久々に祖父に会う事になった。父は祖父に会うのを嫌がったが、祖父の具合が悪いとのこと。病院に行ってみると、由宇の顔を見て、祖父は意識がはっきりした。よく知らない祖父は、実は政治家をしていたのだった。選挙権を持つようになる若者向けに、書かれたのかな。知らないことが多かったから勉強にはなったけれど、専門的な話が多すぎて、ちょっとお腹いっぱい感が…。2017/02/23

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