内容説明
新本格30周年とエラリー・クイーンを特集。 2016年刊行のミステリーの中から「本格」として優れた作品を紹介する「読者に勧める黄金の本格ミステリー」。選出作品の作者自身による「自作解説」も掲載。 2016年活躍した作家を写真とともに紹介する「Writers in Season 2016」今回は島田荘司/早坂吝の二人。 小森健太朗・深水黎一郎・遊井かなめによる「黄金の本格ミステリー」選出作品を中心に、この10年のミステリー・シーンを振り返る[鼎談]〈黄金の本格〉を通して見る、本格ミステリー十年史も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハスゴン
23
様々なランキング本が出ていますが、もっとミステリーを堪能したいならば、少し高いが読んでおけば今年のミステリーを味わい深く理解できます。2016/12/18
ふう
12
今年も、あぁ島田先生っちゅうのは毎年エラいこと考えてらっしゃるんだべなあ的に始まる本ミスw 2017年は『十角館の殺人』から30年ってことは新本格から30年かあ。リアルタイムではなかったけど初めて読んだときの衝撃は凄かった。本当に楽しかったもんな。 なので必然的に『十角館の殺人』贋作と評論が面白かった。これ毎年続けて欲しい。次は『頼子のために』なんてどうだろ?2017/03/07
旅本 泉
6
2016年に出版された推理小説を、推理小説作家が評価するというもの。 「トリックは面白いがキャラがかけていない」「作品は面白いがトリックがイマイチなので、この本に出てくる探偵ならすぐにわかるはず」など、作家らしい批評の仕方が面白い。比較的高評価の作品の幾つかは読んだが、まだまだ未読の作品と幾つも出会えた。2017/10/15
悪者みきこ
4
タナトス9の名前復活!ひと安心だ!こるもの頁があるのこれだけなのよ。島田先生ありがとう!月原の次回作も楽しみにしてる。2017/01/07
月と星
1
★★★二階堂黎人『私的心酔』と,『十角館の殺人』贋作と評論が面白かったです。2017/03/06