CEOからDEOへ - 「デザインするリーダー」になる方法 - 「デザインするリーダー」になる方法

著者名：マリア・ジュディース/クリストファー・アイアランド/坂東智子

ビー・エヌ・エヌ（2016/12発売）

• ISBN：9784861009358

内容説明

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この大変革の時代に、未来を見据えてビジネスの舵取りをすることのできるリーダーとはどのようなものでしょうか？　本書では、昔ながらのCEOはもう時代遅れのものであるとし、戦略的な事業経営者と問題解決者のハイブリッドである「デザインするリーダー」すなわち“DEO（デザイン・エグゼクティブ・オフィサー）”こそが、これからのリーダーシップの手本になると説きます。 DEOの6つの特徴：変化を起こす／リスクを冒す／システム思考をする／直感力が高い／社会的知性が高い／さっさとやる（GSD）を解説しつつ、新しいリーダー像を具体的に提示する一冊です。 また、DEOの事例として、Autodeskのカール・バス、littleBitsのアヤ・ブデール、TEDのクリス・アンダーソンらのインタビューも掲載しています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Willie the Wildcat]

リーダー像の提言。鍵は”集団的な”組織変革。CEOとの比較では、特徴の有無というより各特徴における強弱に差異、という印象。”強”の観点では「失敗容認」。全般的に言えることだが、Proactiveな許容範囲を広くすることで得る組織・個人メリットを重視。これがDesign！一方で、既存組織を振り返ると、リーダーの個々人の資質への依存度が高いのかもしれない。故に、ロールとして”Design”を明確にすることで、埋もれがちな強みを掘り起こしたい！という主旨と解釈。

2015/02/15

[Kentaro]

変化の時代において舵取りを行うためには、デザインの力を活かすことが求められる。デザインの力を積極的に活かすリーダーを「DEOデザインエグゼクティブオフィサー」と名付けた。DEOは、しっかりとした骨組みを持つ形のはっきりしたビジョンを設定する。人を惹きつける魅力的な将来像に色付けし、達成可能な明確な目標を定め、そこに至るまでの合理的なロードマップを設定する。その後、データやフィードバックを集めて、自らの進行方向を改め、軌道修正する。人と違うことを考え実行することが、競争上の強みになることに気づいているのだ。

2019/06/04

[Kentaro]

ダイジェスト版からの要約 デザインの力に気づき、その力を積極的に活かすリーダーたちは、変化の時代でも舵取りができている。そういうリーダーを「DEO」デザイン・エグゼクティブ・オフィサーのと名付けた。今ではそうした特徴を備えるDEOたちが、彼らと共通の夢や目標、価値観を持つ人材を引き寄せている。そして有能な社員を育て、大事にする企業文化を築いている。DEOがトップを務める会社では、社員同士で学び合い、協力し合っている。ノウハウは重視されるが、失敗が許される空気がある。DEOは柔軟に変化に対応する姿勢を持つ。

2018/04/28

[Yohei]

★★★★☆CEO(Chief Executive Officer）からDEO(Design Executive Officer)へ。内容はむしろIDEOへ！とも思われる内容。変化を起こし、アイデアをさっと実行に移す行動力、管理でなくメンタリングにより促すマネジメント、問題を生み出しているシステムに目を向け全体改善をおこなうシステム思考、カオスを受容しリスクを冒すことで得られる創造力。中でも失敗に対する記述が目を引く。『失敗するのは大事なこと、でも何かを学べる失敗は、本当は失敗ではないんです』

2015/12/17

[☆ツイテル☆]

フライヤー

2021/12/03