内容説明
遺品整理業の草分けとして知られる著者が継承を鳴らす。 負動産貧乏になるな! 不動産が5年以内に粗大ゴミになる! 不動産の多くはもはや財産ではなく、固定資産税や管理費・修繕積み立て費を支払うだけの「負債=負動産」であり、売れない貸せない時代になっている。 負動産で困らないための基礎知識や負動産を復活させるための具体的な方法など、不動産を相続したり購入する前に今すぐやらなければならないことを初めて一冊に。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
alta
2
良著。不動産購入を考えていた我が家ですが、賃貸派にとどまることに...よっぽど条件の良い物件でない限り、またかなり金銭的に余裕がない限り、その時々の家族の人数や状況に合わせて自由に動ける賃貸のほうが合理的かなと思わせる説得力がありました。本著では買うなと言ってるわけではなく、冷静になって計算しましょうといってます。マンションや家を買おうと思っているひとにはまずこの本をお勧めします。2017/02/13
ちこ
2
家を買いたいなと思う気持ちもたまにあるけど、基本的にじっと同じところにいるのが好きではないので、賃貸でこのままいくと思う。それにしても自分の実家がすでに負動産なのではと不安に思った。2016/03/29
suoyimi
2
マンションを相続したが、なかなか売れずに管理費、修繕積立費、固定資産税が定期的にかかってしまう場合は相続放棄したほうが良いとか。ただし相続放棄は事由発生から3か月以内に申請する必要があります。マイナスの資産だけ都合よく放棄することはできず、プラスの資産も放棄対象になります。また、相続財産管理人を裁判所に申し立ててから選任されるまでは管理義務が生じるのにも注意が必要です。 本書は文字ばかりなので、もう少し図や表があればわかりやすいのになぁと感じました。2016/02/13
luckyair
2
終止不動産について所有することのデメリットを語った本。相続による意図しない不動産の取得により、固定資産税や管理費・修繕積立金の支払いが発生し、貸したくても貸せない・売りたくても売れない状況に追い込まれないように気を付けましょうというというのが大筋。内容的には敢えて読むほどではないものの、こうした地方の空き家やマンションを有効活用することは社会貢献という点には納得。新しいものや万人受けするものだけでなく、古さや趣を許容できる価値観を持つ人と物件が増えているのはとてもいいと思う。★★☆2015/10/07
大森義範
0
この本を読んで、不動産が負動産になりそうなので相続放棄しました。2017/09/06