黄犬(キーン)ダイアリー

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黄犬(キーン)ダイアリー

  • 著者名:ドナルドキーン【著】/キーン誠己【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 平凡社(2016/12発売)
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  • ISBN:9784582837414

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内容説明

2012年に日本国籍を取得したキーンさんが日常で感じたことを語り、その養子となった誠己さんが父の素顔をつづった親子エッセイ。「黄犬」とはキーンさん自称の当て字ニックネーム。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケンイチミズバ

59
若き日のキーン先生は上陸用舟艇から富士山を見て感動したそうです。できることなら先生がトランプと面談して日本文化や日本人のものの考え方、平和を愛する国民で勤勉で謙虚でとレクチャーしてくださるといいのにな。誰より日本人らしい先生が適任だと思います。米軍は情報漏えいを恐れ兵士に日記を書くことを禁じ、日本兵は筆まめで日記を記していた。中にはもうだめかもしれないと遺書を書いて戦争が終わったら家族に渡して欲しいというものもあったので、それを実行しようとしたら上官にとがめられてなくなく諦めたそうです。なんて優しいんだ。2016/11/14

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

50
能・文楽など日本の文化、源氏物語を出発点とする日本文学への愛あふれるキーン先生のエッセイ集。戦争を経験したからこその平和への想い。交友関係、三島、谷崎など文豪たちとの思い出。どれも美しい日本語で語られている。2017/02/22

ちゃとら

44
【図書館本】ドナルド・キーン初読み。ニューヨーク生まれのドナルドは90歳で日本国籍を取得している。第二次世界大戦でのアッツ島の玉砕を体験し戦争の話も多く登場。寂聴さんとの会話では憲法9条を「今の政治家は戦争を知らない!」と今後の不安を語られていた。また源氏物語に魅了され日本の古典文学研究を始めた事。日本の古典の教え方が原文、文法ありきで、もっと若者が興味を持てるようにすべきと指摘。谷崎潤一郎、三島由紀夫から平野啓一郎氏までの、交流関係の多さにも驚いた。ドナルド・キーンが描いた石川啄木も読んでみたくなった。2024/08/16

ヒロミ

38
ちまちま読んでいたら時間がかかりました。キーン先生の日本への愛、養子の誠己さんのキーン先生への暖かい親子愛など、読んでいてなごみました。2018/03/16

ケンケン

26
(504冊目)以前から気になっていたキーンさん、人柄を知りたくて借りてみました。日本への文学への愛が溢れているとともに、戦争と平和に対する経験者からの警鐘、そしてチャーミングな面も垣間見えるエッセイ集で大変読みやすかった。 世界中に浸透している日本文学・文化への貢献度は計り知れないものがあると、まさに偉人級の業績ではなかろうか! 川端康成・三島由紀夫・谷崎潤一郎らと交流があったりと、近代文学の生き証人とも言えそう(・ω・) 古典への取っ掛かりは、現代語訳からで良いとの見解を参考にし、挑戦してみようかな?2016/12/16

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