内容説明
5年前、DeNAが買収した当時のベイスターズ社員はパソコンやアドレスも持たず人事制度すらない「負け犬集団」だった。 そこにプロ野球界最年少35歳で乗り込み、わずか5年で戦う集団に変え、初のクライマックスシリーズ進出を成し遂げ30億近い赤字を出し続けていた球団の黒字化に成功した若きリーダー。 大学卒業後、住友商事→博報堂→企業再生→製菓会社→独立(経営コンサル)→DeNA→エブリスタ→ベイスターズ…… これだけの異業種を短期間で渡り歩く過程で実践的に身につけた仕事の流儀を具体的なエピソードとともにわかりやすく紹介する。 会社にしがみつくことなく、組織に縛られることなく、自分だけの「最強の武器」を手にし、本当にやりたいことを遂げていく新しい生き方・働き方の提案。 あなたは、働くうえで「マンモス」を狙うだろうか? それとも、楽しさを追い求めるだろうか? 自分の人生は自分でデザインし、自分で選んだ道は自分で「正解」にする。 すべてのビジネスマン必読の夢をかなえる働き方がここにある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
九曜紋
9
横浜DeNAベイスターズ前社長・池田純氏の奮闘の記録。弱冠35歳で社長に就任し、負け犬根性に浸っていた会社をゼロから築き直し、様々な抵抗に遭いながらも信念を貫き、大きな成功をもたらした。企業である以上、利益を出すことは至上命題であるが、それだけでは人も組織も動かすことは出来ない。もっと大きな「大義」が不可欠と説く著者の信念の強さに心が震える。35歳から5年を経て現在40歳。「不惑」などという型に収まらず、今後ますます多方面で活躍していくだろう。心から応援したい。2017/01/13
つねき
5
児童書かと思うほど字が大きいのはちょっと気になりました。ただ、著者も言っていたとおり、去る組織の部下に送る「働くことの覚え書き」のようなものでエッセンスがたくさん詰まっていました。前作「空気のつくり方」はベイスターズ再建の具体的な事例を多く挙げていたのに対しこちらは働く姿勢という大きなテーマで語られています。横浜ファンがCS出場に沸く一方、いつ退任になるかと苦しんでおられたとは… ベイスターズを立て直し、風のように去られた著者には尊敬と感謝でいっぱいです。ありがとうございました。2017/02/23
Humbaba
2
自分がやらなければいけないことではなく、自分だからこそやらなければいけないこと、自分にしかできないことをやる。事業を拡大していく際には自分にしかできないことはたくさんあり、やらなければいけないことは少ない。やらなければいけないことは報告だったり標準化だったりと、組織が拡大していくためにはどうしても生まれてくる仕事が多い。それをやることは必要であっても楽しみを生まないのであれば、それが必要ない立場に移るというのも一つの選択肢となり得る。2023/10/26
ベイ
2
池田さんの仕事への取り組み方や、ベイスターズへの愛を感じられる1冊でした。 社内で好かれることよりも、お客様に満足してもらうことを大切にしていたり、お金をかけてでもその道の1流に触れて学んでいく姿勢など、勉強になることがたくさんありました。 池田さんのいなくなったベイスターズがどうなるのか想像つきませんが、期待して応援していきたいと思います。2017/03/05
K Fussan
1
たくさんの元気をもらいました。 ありがとー!2017/02/24
-
- 電子書籍
- 殿下、あなたが捨てた女が本物の聖女です…
-
- 電子書籍
- 武道独尊【タテヨミ】第121話 pic…
-
- 電子書籍
- 死にたいと言ってください―保健所こころ…
-
- 電子書籍
- 羽衣幻視 朝日エアロ文庫
-
- 電子書籍
- ミドリノツキ (上) 朝日新聞出版