内容説明
「これは日本人研究者によるノーベル賞級の発見だ!」
元グーグル日本法人社長 村上憲郎
実現は早くても21世紀後半と言われていた「量子コンピュータ」が突然、商用マシンとして販売が開始された。
作ったのはカナダのメーカーだが、その原理を考え出したのは日本人研究者。
しかも、人工知能に応用でき、グーグルやアメリカ政府も開発競争に参戦、NASAやロッキード・マーティンも活用を開始した。
どのようにして量子力学で計算するのか。
どのようにして人工知能、特に機械学習やディープラーニングに応用できるのか。
そして、どうすれば日本の研究が世界をリードできるか。
画期的な量子コンピュータの計算原理、「量子アニーリング」を発案した本人が語る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
94
量子コンピュータについては名前だけを聞いていましたが、この本を読んで少しは内容が分かったような気がします。いままでのコンピュータよりも1億倍速いということであれば、ディープラーニングなどお手のものですし、今話題のビットコインもすぐ掘りつくしてしまう可能性があるのではないかとチープな頭で考えています。原理を日本人が提唱したということで将来的にはノーベル賞候補にもなる可能性があるということですかね。今後はいろいろな方面に応用できるのでしょう。2017/12/30
kaizen@名古屋de朝活読書会
35
#説明歌 「コンピュータが人工知能を加速する」量子力学焼きなまし理論 「わからなさ抜群だった (p.182)」「ややもすると誤解に基づいた過剰な期待(p.180)」https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/ca3043e6dd3c99c99ca42019/06/20
おりん
26
有用だった。量子コンピュータと人工知能、どちらも興味があって知りたかったので読む。量子コンピュータには量子アニーリングと量子ゲートの2つの方式があり、大分前に話題になったd-waveは前者の方で、実際に量子効果を発生させて計算すること、量子のトンネル効果によって一番エネルギーの低い解、つまり安定した解を見つけることで組み合わせ問題のような物凄い計算量が必要な問題を楽に早く解けること、など量子コンピュータの入門書としてはイメージが湧きやすくよかった。2018/12/15
Tenouji
23
なるほど、組み合わせ最適化問題を、エネルギー最小値問題として、量子効果を利用して解くわけね。人工知能のクラスタリング問題も同様に解けると。いずれ、自然界の適応と、計算行為の意味が重なる時代が来るといいなw。2017/03/19
シタン
21
量子コンピュータの一方式・量子アニーリングの提唱者が書いた一般向け書。この方式は万能ではなく、イジングモデルで表現した組合せ最適化問題を解くことに特化する。量子アニーリングにちょっと関わったことがあるが、D-Waveのシステムでもビット数が小さかったり物理的制約などで実際は良い解は出ないし古典計算機で並列にやった方が解ける。本書を読むと解けないのは本当らしく、そこで機械学習のサンプリングなど他の用途が検討されているとのこと。なるほど。計算機屋には未だに懐疑的な人も多く、物理と情報の分野のギャップを感じる。2020/02/09
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