内容説明
「風邪には葛根湯,インフルエンザには麻黄湯」と暗記しても漢方は使いこなせない!漢方の講演で大人気の著者が,日常診療での漢方の正しい活用法を明快に伝授します.驚くほど良くわかる切れ味抜群の解説は必読!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Asakura Arata
2
漢方運用の敷居が低くなる本。マニュアル的であり、誰でも習得すれば使えるというところでは、西洋医学に近いか。中医、漢方ってどうしても、特別な運用能力がないと、本当に使いこなしていることにはならないという雰囲気があるからなあ。日本漢方特有の「証」という言葉は登場せず、オーダーメイドは否定されている。2013/06/20
淡嶺雲
2
生薬ごとに適応する証を解説し、処方についてもそれぞれの生薬がどういった理由で加えられているのか解説されており、入門にはわかりやすい。臨床に出てから漢方処方の実際について学んでいきたい2014/10/05
quietriot
2
漢方を理解する上で生薬の特性を知ることが不可欠ですがなかなか身につかず、結局病名と結びつけて覚えたりしていました。本書は生薬の特性から漢方処方を解説していますが非常にわかりやすく、ようやく一歩先へ進めそうです。2013/09/03
月 机
2
他の漢方薬本では、処方毎に患者の証や状態を見極める形を取っている物が多いが、この本では患者の証や状態を見て、其処に使える生薬から漢方処方を考える方式を採っている。漢方薬の処方の体系を考える為には、この方式の方が考え易い。漢方薬の初歩的指南書として。2013/08/14