内容説明
「政治と経済を知り尽くす男・竹中平蔵」と「社会問題に日本一詳しい男・リディラバ代表 安部敏樹」が、日本はどう変わるべきか、またどうしたら変えられるのかを徹底討論!
「そもそも、税ってなんのために生まれたんだっけ?」という「そもそも論」まで遡り、問題の本質を見抜く視点を提示します。
ニュースを見ても、全体像がつかめずに歯がゆい思いをしている人。 政策から「空気」まで、いまの日本に対して異を唱えたい人。 未来に漠然とした不安を抱いている人。そんな人たちに、ぜひお読み頂きたい一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモン
28
安部さんをテレビでよくお見かけしており、出身地が同じということで興味を持ったのがきっかけ。異なる見解を持ちつつも互いに傾聴し議論しておられる姿勢が好ましい。対談本なのでそうでなければ話にならないが。竹中さんの思考は強者の論理には同感。メディアの章は最近テレビを賑わす問題含め、やりたい放題なんだな。中長期の話を報道する能力の低さと、すぐ対立構造を作る点を意識して、報道をそのまま鵜呑みにしないよう気をつけたい。議論の作法がかなり参考になった。自分の求める理想を設定すること。確かに必要。2025/02/03
Artemis
12
成熟した社会では生存欲求が満たされ、個々人が異なる課題意識をもつ。結論だけに興味を向けるのではなく、そのプロセスからも得られるものがある。 新しいこ途への挑戦は大事で、既得権益を守ろうとそれをつぶすのはダメ。 話し合いは、お互いの認識と前提を擦り合わせ、結論分岐点から話を進め最終的に合意形成につなげていくことができる。議論をする前に自分の理想をそれぞれが待っていることが前提。ないと、道筋がぐちゃぐちゃで二転三転する。大きな声に迎合することなく、論理的判断によって政治など大事なことを決めてほしい。2022/10/12
つーちゃん
11
ハーバードやSFCで教鞭をとり、小泉内閣時代に金融担当大臣などを歴任したスゴいシニアな竹中平蔵氏と、社会問題のある場所への「スタディツアー」を実施する㈱リディラバを興し、史上最年少で東大で授業を担当したイケイケ若者リーダーの安部敏樹氏による対談。日本の諸問題を診断し、処方箋を出すスタイルで、税金、格差、政治、地方自治、メディア、教育にズバズバ斬り込む。東京五輪2020が終わっちゃったので新たな処方箋書いてほしいよ…全然経済成長してないよ…2023/02/23
まゆまゆ
11
社会問題に取り組むリディラバの安部氏と竹中平蔵氏が日本が抱える問題をトピック別に掘り下げて考えていく対談集。経済成長による社会の矛盾隠しが通じなくなりつつある現代社会。まずは政府が国民に信頼されなければならない、との指摘はごもっとも。ルールを厳格に適用しなければ諦めにつながり、当事者としての意識を持てない。時代に適した制度を一人一人が考え行動できる社会を目指すというのは共感できる。2017/03/23
suzuki
7
2016年当時の日本における諸問題と、それに対する解決策について、シニア代表の竹中氏と若手代表の安部氏がバチバチの議論を行う。 各章のまとめページにてポイントごとに整理されていて、日本の抱えている問題について、納得感とともに自分の頭の中を整理することができた。 これからの日本は、若者が自分たちの未来を明るくする活動を老人が応援できるような社会が必要。 自分も微力ながら協力したいところである。2022/05/07
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