内容説明
岡花小春16歳。梅太郎とコンビでお笑いコンテストに挑戦したけれど、高飛車な美少女にけなされ散々な結果に。彼女は大手芸能プロ社長の娘だった! お笑いの世界を目指す高校生の奮闘を描く青春小説!
※本作は、二〇一〇年十月に光文社より刊行された単行本『カウントダウン』(『シェイクダンスを踊れ』〈集英社コバルト文庫一九九一年一月刊〉を加筆・修正)を文庫化したものが底本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さてさて
139
『おもしろいと言われることは、僕にとって最高の讃辞なのだ』。『漫才師』になることを夢見て高校生の青春を駆けていく主人公の小春。この作品にはそんな小春の泣き笑いの高校生としての日常が描かれていました。ジュニア向け小説として刊行後、加筆・修正、そして書名変更の先の再出版にあたり、古くささを見事に消し去った山本文緒さんの手腕に驚くこの作品。そんな作品に良い意味で残る朴訥さに強く魅かれるこの作品。起承転結のはっきりした、極めて読みやすく、爽快感の残る物語の中に、高校生たちの青春の煌めきを見た素晴らしい作品でした。2024/03/15
扉のこちら側
55
2018年222冊め。読み始めて児童書かと思って確認したところ、初出はコバルト文庫と知り納得する。初期作品でありノリが最近の高校生ではないこと、最近の著者の作風とは違うので戸惑いはぬぐえなかった。2018/06/27
くろにゃんこ
52
これ山本作品?と思ったら25年前に書いたもの。漫才師を目指す高2男子の青春もの。ハチャメチャ感あるものの読み易くて真っ直ぐなお話でした。2017/03/05
ユメ
49
純粋に自分の漫才で人を笑わせてみたいという情熱、好きな女の子に格好いいところを見せてあわよくば……という年頃の男の子らしい煩悩、お笑い芸人という夢を否定する家族を見返したいという反骨心、様々な思いがごっちゃになった勢いのままに突き進む小春の姿が気持ちよかった。小春と相方の梅太郎はそれぞれ違う理由でお笑いの道を志しているけれど、二人とも漫才を通して「人生ってスンバラシイ」という実感を得ているところにぐっとくる。若さゆえの特権のような、何も恐れずにひた走る真っ直ぐさと可能性に満ちた未来の予感が眩しかった。2018/08/07
ぽのぽの
38
いろいろ山本文緒さんっぽくなくて驚く。1991年(平成3年)にコバルト文庫で出版された作品を加筆修正されたらしい。主人公は高校生の少年。漫才師を目指している。物語もコントなみにハチャメチャ。デビュー2年目の作品とのこと。初々しい山本文緒さんを読めて良かった。2024/06/08
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