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内容説明
温泉ファンが納得して、温泉地選びの参考にしてもらえるような、客観的指標を五つ設定。それは「源泉そのものを評価する指標」「源泉の提供・利用状況を評価する指標」「温泉地の街並み景観・情緒を評価する指標」「温泉地の自然環境と周辺の観光・滞在ソフトを評価する指標」「温泉地の歴史・文化・もてなしを評価する指標」。読み進めるうち、どんな効果・効能が見込まれ、どんな満足感が得られるかなどが、明確にわかる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hatayan
44
複数の指標を用いておすすめの温泉を客観的に選ぼうとした労作。「源泉そのもの」「温泉地の情緒」「温泉地の自然環境」などの指標ごとのランキング一覧、名湯を落とし込んだ地図が添付されており実用度の高いガイドブックとしても有用。共同浴場の軒数を付してあるのは日帰り入浴派にとってはありがたいです。9位の「四万(群馬)」は初見。紀伊半島の「湯の峰(和歌山)」が草津、別府に次ぐ3位。温泉の泉質や定義に触れたコラムも充実。訪ねたことのある温泉の復習、これから訪ねたい温泉の情報を仕入れるきっかけとしては最適な一冊です。2020/10/18
ichi
23
【図書館本】本当の温泉の泉質や文化など、本当の温泉のベスト100といえると思います。私の大好きな酸ヶ湯温泉、蔵王温泉、須川温泉、鳴子温泉がランクインしており、嬉しい!2018/04/02
kotte
18
やはり草津温泉が一位でした。ベスト100の中には知らない温泉がたくさんあり、いつか行ってみたいと思いました。読むだけで旅行に行っているような気になる本ですね。2017/11/12
ピオリーヌ
15
源泉そのものを評価する指標、源泉の提供・利用状況を評価する指標、温泉地の街並み景観・情緒を評価する指標、温泉地の自然環境と周辺の観光・滞在ソフトを評価する指標、温泉地の歴史・文化・もてなしを評価する指標の五つの指標を用い、全国の名湯を100位から1位までランク付け。著者の主観が入っているとはいえ、このようなランク付けには説得力がある。温泉巡りを加速させてくれる一冊。2022/05/02
NORI
4
まえがきから既存の温泉本に対するご不満が炸裂する。理由は続く評価指標の説明でより明らかになるが、大深度採掘や動力揚湯には否定的で、自然湧出や掘削自噴を評価し、流行の源泉かけ流しも湧出量に見合わない無茶なものは評価しないなど、湧出状況や提供方法へのこだわりは強く共感するところ。周辺環境や歴史・文化なども含めて多面的な評価を目指すも、豪華な施設や料理は全く評価の対象にしないという徹底ぶりも面白い。その割には指標ごとの点数など順位の定量的な根拠が示されなかったのが少し残念。温泉地の括り方にもいくつか疑問が残る。2017/04/23