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内容説明
四則演算から回帰分析まで――前提知識なし&初学者でもきちんとしっかり学べる!
ビジネスの現場では「定量分析」という問題解決・意思決定に不可欠な数字の読み方・使い方、ストーリー展開が求められています。本書では、ビジネススクールの人気講座をもとに、定量分析の方法を書籍化したもので、次のような特徴があります。
(1)身近なエピソードと多くのビジネス事例で、現場で使えるデータ分析の「プロセス」「視点」「アプローチ」をわかりやすく解説。
(2)統計学の入門的な紹介だけでなく、それがどのように思考系スキル(仮説思考、ロジカルシンキング、クリティカルシンキングなど)や、プレゼンテーションなどにも役に立つかまでを総合的に紹介。
日本語、英語に続く「第3の言語」として、「数字とうまく付き合うスキル=数字力」を鍛えていきましょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルカリオン
14
p250 SSRI(社会情報サービス)社の有料統計ソフトウェア「Excel統計」はExcelのアドインとして利用できる。有名な統計ソフトよりもはるかに安価でありながら、企業で働く社会人向けとしては十分な機能を有している。同社が運営するウエブサイト「統計WEB」も有用。2021/05/21
アルカリオン
12
p56- 「不足しているデータが何かを明らかにする」際に気を付けたいのが「確証バイアス」▼例えば、何らかの規則に基づいて作られた数列{2,4,6}を与えられて、「規則」を特定するというタスクに取り組むとする。尚、あなたは任意の数列を提示して、それが「規則」に合致しているかどうかの確認を何度でもうけることができる▼多くの人は、自分の考えた仮説に基づいて「規則に合致する例」をいくつか確認しただけで満足してしまい、誤る。しかし、正解に至るためには「規則に合致しない例」を確認することが必須である。2021/06/06
cape
9
定量分析の重要さを具体的な事例で知る前半はおもしろい。分析手法の説明になる後半は数式が増えて難しくなる。特に回帰分析の第6章は飛ばし読みになった。自分はここまではやらなくていいかなというところ。基本的に平易な説明、適度な分量で初心者には良い参考書。勉強になった。2025/08/02
ぶう
9
GLOBIS教授による定量分析の本。「分析の考え方」、「比較の技術」など、データ分析をする際に留意すべき点が書かれている。初心者にも分かりやすいよう、噛み砕いた表現で書かれており大変分かりやすい内容であった。「回帰分析の結果は因果関係の説明よりも予測を使う方がビジネスに有用」というところは納得。確かに相関の高さだけでは因果は分からないし、因果が分からなければ打ち手の決定もできない。また多重共線性も気にする必要があるため更に複雑になる。それに比べ予測目的で使う場合はそれらを気にする必要はないのでシンプル。2021/01/19
前田まさき|採用プロデューサー
5
定量分析を学ぶために。類書をいくつか読んだけれど、だいたい同じような内容かも。「散布図」を推してたのが印象的(自分はまだ実務で使ったことないが…)。「統計学者のエドワード・タフトによれば、科学分野でのグラフの70~80%は散布図が使われているというほど、実は散布図は数多くあるグラフの中でとても重要であり、私は勝手に散布図のことを「グラフの王様」と呼んでいます。グラフのうち、サイエンス分野を中心としてグラフの使用頻度、さらにグラフの与えたインパクトから最も重要性の高いグラフの1つです(p.136)。」2020/02/08
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