ゆずらない力

著者名：高見綾

すばる舎（2016/12発売）

• ISBN：9784799105627

内容説明

「自分らしく自然体で過ごしたい」と思っても、他人の存在によって、それができないと感じてしまうことはありませんか？　もちろん、「私は私、あなたはあなた」というように、お互いの考え方やあり方、自由を尊重できればいちばんいいのです。
しかし、実際には、人からあれこれ口を出されて物事が思う通りにいかなかったり、頼まれごとを「いいですよ」と引き受けているうちに、やることがどんどん増えて身動きがとれなくなってしまうなど、対応に困ることがありますよね。
また、一方では、自覚がないのに人から比べられて、戸惑うこともあります。
なんだか張り合われている感じがしたり、嫉妬されたり、周りの動向に合わせないといけないような空気感があったりすると、なかなか本来の自分らしさを発揮できないことも出てくるでしょう。
じつは、人からあれこれ言われやすい人や要求されやすい人、また比較や嫉妬の対象にされやすい人というのは、どこに行ってもその傾向があります。
そのパターンを変えるために本書でご提案するのが「ゆずらない力」です。
「ゆずらない力」とは、端的に言えば、次の４つの要素で成り立っています。
・健全な領域意識をもつ
・自分への信頼感を養う
・無意識の罪悪感をなくす
・自分の力を自分のために使う
それぞれ本書のなかでわかりやすく解説していきますね。
あなたが「ゆずらない力」を身につけて、毎日を自分らしく楽しく過ごしていくことができるよう、本書が少しでもお役に立てましたら幸いです。

目次

chapter1 他人の要求に惑わされない
chapter2 比べたがる人への対処法
chapter3 ゆるぎない自分をつくる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[布遊]

１２ポストイット。＊自分を信頼する。*自分が大切だと思うものだけにセンサーをあてる。＊心のどこかに罪悪感があるひとは、他人に自分の領域に踏み込まれやすい。*他人のために、自分の身を削っていないか？＊相手とは対立しない、でも相手の言いなりにはならない。*自己否定や自己攻撃を繰り返していると、周りの人からも攻撃されやすくなる。＝心理カウンセラーの書いた本。少し離れていたいと思う人は、自分のシャドウかも知れないと言うのには、妙に納得！ゆずらないと言うのは、ぶれないと一緒？「ぶれない」方が、言葉の響きがいいかも～

2017/08/13

[ポップ430]

共感ポイントは相手の要求は他人事として聞く。嫉妬心のある人には近づかない。同じレベルを突き抜けると攻撃されない。嫌味を言う人には近づかない。勝手につけられたイメージとは距離を置く。西野カナの歌詞好きなんだけど反対のことをするってことかな。

2017/10/17

[noriyorino]

自分の中にどっしりとした感覚がありつつ上手に揺れて外部からの影響を取捨選択できる力。①物事を自分が選択して決めてきたという感覚を養う②自分が大切だと思うものだけにセンサーをあてる。相手の期待に応えるか否かは自分の選択。嫌いな相手の中に自分と同じ部分を見つけて嫌な感じがしている。だから私にもそういうところがあると受け止められると張り合ってくる相手に対して寛容になれる。心が自由なら好き・嫌いと感じる人、あまり興味がわかない人いろいろいるのが普通。自分の好みにあてはまらないだけでその人に価値がないわけではない。

2018/10/01

[akivhiro]

とても良い内容でした。 内向的な性格で悩んでいる人、そこまでいかなくても気にしている人には是非読んでもらいたいと思います。

2017/03/10

[チトミル]

メルマガもご本人も素敵な方でしたので、本を手に取りました。今の自分にとって、ピッタリと寄り添った一冊でストンと腑に落ちました。

2025/01/13