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内容説明
20世紀初め、マックス・ヴェーバーが自ら後継者に指名したドイツの経済学者の代表的大著。資本主義に関する特殊研究を数多く発表してきたゾンバルトは、本書では「経済生活における精神とは何か」を問う。原著:Werner Sombart,Der Bourgeois,Zur Geistesgechichte des modernen Wirtschaftsmenschen,1913
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SQT
4
冒険家(略奪)+封建領主(支配)+企業(一定の目的の下に動員)+市民精神(これが無ければ悪評の方が高くついて事業拡大は無い)(アルベルティ→ダヴィンチ祖父→ベンジャミン・フランクリンの公正・節制+計算能力)=初期資本主義→近代資本主義(個人の資質は問われない、会社単位で考えられるから)市民精神(商人気質)の理念型はフィレンツェ、ゾンバルトは機能主義で本質主義っぽく民族や血筋を理由にもするが第二次本能(p297)という社会化が果たした役割も記述している 2017/03/02
M
3
ゾンバルトの著作の中でも500ページを超える本著をこれほど軽快によめるのは訳者の力も大きいが、やはり彼の文筆家としての才と彼独自の着眼点と考察が独創的であるからであろう。ヴェーバーの思想は有名であるが、以前から資本主義の起源はそんな単純ではなく、寧ろそこまでに至る過程—精神史の考察—が決定的に欠けているのではないかと考えていた。いずれにせよゾンバルトのこの著作は資本主義の起源を考察する上で、有意義な示唆に富み、今後の資本主義を考察するにおいて振り返りたいと思える著作の1つであり、精神史に興味を抱かされた。2019/04/26
Nepenthes
0
第2章:前資本主義的経済志向、これが知りたかった。近代資本主義成立以前の社会と価値観、それは現代の標準的なそれらからは想像し難い見識の宝庫だった。初読時、目から鱗が落ちるような、心に突き刺さるような興奮を感じたのを覚えている。社会とは何か、資本とは何か、そしてそれらを組み合わせた資本主義社会とは何なのか、そしてそこで生きる個人とは。全ての命題において多分な示唆を含んでいる。近代経済人の”精神史”というタイトルに託された独特の深み。ゾンバルト著の傑作の一つ。2021/10/29
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