内容説明
公権力の及ばない「無縁」の地で職人や芸能民などの非農業民が構築・統制した流通・金融・商業の自立的な組織。中世考古学や文献史学などを援用した多角的視点から市場原理や自治等の諸問題を実証的に探究、「無縁」論をめぐる思索の全容を描出する。都市民による交流と文化の場としての新たな中世社会像を提唱した、記念碑的論集。(解説・桜井英治)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
40
難しかった・・・。「無縁」の意味、「芸能」の位置づけなど、面白くはあったけれど、当時の史料を原文では読めず、力尽きました。2015/05/23
こぽぞう☆
14
著者買いというかタイトル買いというかしてしまって、ちょっと後悔。私には難し過ぎた。網野氏の論文集であり、一般読者向けに書かれたものではない。四章までは総論だったのでそれでもがんばって読んだが、各論の部分は斜め読みだった。2017/02/04
chang_ume
6
研究史の定点として。非農業民の集住として「中世都市」を描き出す。「自由都市」論の前提など、来たるべき社会の歴史的根拠への希求が「網野史学」の根幹だったのかなと再認識です。事例としてはひとまず「第6章 西の京と北野社」を中心に。旧平安京域の北西部に位置する「西京」について、「酒麹売、非人等」からなる住民が鎌倉後期までに「洛中」とは異なる都市形成に及んだとする。ここでも「西京散所者」といった被差別民が非農業民の典型として描かれます。一方で、西京の都市的実態がどこまでだったか。これは宿題だろうと。2018/09/27
草津仁秋斗
0
都市に関する網野善彦の論文をまとめた本。幅広い年代に渡って書かれているから網野の思考の移り変わり方も分かるし、何といっても斬新。面白く読めた。2014/06/30
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