内容説明
佐藤一斎『言志四録』は、いまだに根強い人気を誇る箴言集です。かの西郷隆盛が信奉したことでも名高い。そこに書かれている思想とは、一体なんなのか?真の己を知り、志を立てる。近代日本の躍進を支えた秘密もそこからは読みとれます。今こそ、『言志四録』を!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
13
『言志四録』を読んだ際よく分からなかった「敬」という言葉の意味をもっと正しく知りたくなり一読。「敬」の定義は一応分かったので良かった。ただ本書は佐藤一斎の思想を全体的に概説する類のものではなく、「志」や「天と己」等の部分を特に掘り下げて哲学的に探究した内容になっており、あまり初心者向けではないと思った。本書だけ読むと佐藤一斎理解が非常に限定的になると思うので、『言志四録』をしっかり読んでから本書を読んだ方がよいだろう。また補章として「西郷隆盛における伊藤一斎思想の受容」をテーマにした論考が付されている。2019/05/02
へんかんへん
5
言葉がいいな 修身大切 志有るの士は利刃の如し この学は吾人一生の負担なり 敬天愛人 己でなく人を愛せよキリスト教の影響 2016/12/29
式
1
省察して天と己の間の乖離を正して、軀殻としての仮己を脱して真己として生きることが天理。心の霊光を見出し、軀殻の自由を得、天にあずかる真の己として生きることこそが学の目標である。一斎が重視した静坐とは「事を処するの本なり」というように現実の出来事に対処するものであった。また、雑念客慮、貨色名利いつまたん表出した上で、それらを払拭するという点で座禅とは異なる。男女、飲食、言語は恥・悔を折り目に慎まれるべきであり、「已むべからざるの勢」に達して後に発露すれば花となる。 2019/07/09
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