内容説明
英雄は使命を果たしたら殺される運命にある。「退役英雄日常回帰補助機関」は、異世界で英雄となった人物を地球に連れ戻し、保護する組織だ。職員の山田鳥鷺(やまだ・うろ)は、さまざまな元英雄たちの日常回帰をサポートしていく。主人公(カロン)、魔女(アイロ)、傾国の姫(レカ)――。鳥鷺は一般人としての振る舞いを教え込んでいくが、彼女たちからは英雄時代の記憶が抜けず、トラブルを巻き起こしていく――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
磁石
16
ここの「英雄」は、VRゲームにはまりこみ過ぎて現実世界を忘れてしまった子供たち、のようにみえた。そんな彼らの目を覚まさせ自室から引っ張り出し社会復帰させる、ネトゲ廃人更生物語。そう解釈すれば構わないのだが、英雄となるときな臭さを感じざるを得ない。何ゆえにこんな「善意」の押し売りをしているのか、わざわざ「救済」するのか面倒を背負い込むのか、その本当の狙い/見合う利益はどこにあるのか。ソレを開示してくれなくて残念。2017/02/21
しぇん
14
KindleUnlimitedで。設定は面白かったです。異世界召喚された者たちのその後を補佐する機関。最後、展開が駆け足気味で一気にまとめてしまったのが少し惜しかったです。途中で伏線は示唆されてましたが2022/12/24
yoyosoin
0
読んだー。読後感よい。2016/11/27