内容説明
ダンジョン娘とは、“より強い生命体”を選ぶために『ダンジョン』を作りだし、これを攻略した者と魔術的儀式によって子を生す、女性体の精霊である。彼女達は自らのダンジョンを攻略した冒険者に対して、莫大な富と絶対の忠誠を捧げる。それなのに、この世界で彼女達は人間扱いされていなかった。そんな状況が許せない、《ダンジョン娘を人間の女の子と同じように愛せる男》ゼロ・テンペスタは、ある計画に参加するのだった!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nawade
6
★★★☆☆ Web版未読。より強い生命体を伴侶に選ぶためにダンジョンを生成するダンジョン娘、彼女達とのハーレム願望を赤裸々に表現するゼロの生き様を描いた冒険譚。健気なダンジョン娘と彼女達を搾取対象としか見ず人間扱いしない非道な冒険者の相反する関係に反感を覚える主人公という設定だが、前半はダンジョン娘だからというわけでもなく、只の女好きにしか見えないため共感を覚えることができなかった。しかし、中盤以降はマギサに絡んだイベントで盛り上がった。2016/12/18
まろさん
3
ダンジョンが生きている設定のラノベは数あれどダンジョンが美少女ってのは読むの初めてですね。攻略すると尽くしてくれるようになるからどんどん攻略してハーレム作っちゃえ!って流れですが主人公が訳ありでLV1から成長できない。世間から物としてしか見られないダンジョン娘を保護して愛してあげたい主人公とその意思に賛同して協力する生徒会の面々、そして何故か冷たい幼馴染みと、メンバーの構成はお決まりですが個々のキャラクターが魅力的でWEB版で読んだけどキャライメージを保管したくて買ってしまった。安心する面白さ。 2017/02/23
おかちゃん
1
へーっ、そうだったんだ。 次刊が楽しみです。2020/08/30
ケンタッキー食べたい
1
ストーリー、キャラ共にバランスの優れた良作でした。色々なレーベルで書かれてる作家さんだけあり、読みやすいだけでなく読ませる力もあるんだなーと。主人公やヒロイン達の設定も、王道だけど必ず良い一捻りがしてあってそれがまた読んでて熱くなる展開に絡んでいたりして見事でした。あとがきで「各キャラのバックボーンをきちんと考えている」とあり、続刊すればそれぞれのヒロインにスポットを当てられるみたいです。この巻のヒロインの秘密が明らかになってからの盛り上がりが素晴らしかったのでぜひ続刊が読みたいですね。 面白かったです。2016/12/25