内容説明
「センセイ、僕たちを助けてください」ある小説家のもとに、手紙が届いた。送り主である中学二年のタケシと、小学五年の男子リュウに女子のジュン。学校や家で居場所をなくした三人を、「物語」の中に隠してほしい。その不思議な願いに応えて、彼らのお話を綴り始めたセンセイだったが――。想像力の奇跡を信じ、哀しみの先にある光を探す、驚きと感涙の長編。毎日出版文化賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
125
自分が生まれた意味は何だろうと考えさせられました。悩みを抱えた少年と少女が小説家の先生に助けを求めるのを見ていると、学校や家に居場所をなくした苦しみが痛いほど刺さります。居場所がない者はゼツメツするしかないという気持ちが悲しい。そんな彼らを「物語」の中に隠すために、話を紡ぎ出す先生は奇跡と光を信じているような気がして、それが唯一の救いのように思えます。決して希望の見える終わり方ではないけれど、物語の力は少しでも誰かを助ける力があることを感じました。2016/11/01
扉のこちら側
111
2016年492冊め。単行本既読、文庫で再読。弱くて優しい生き物は、現代社会の中で淘汰されて絶滅していく運命なのか。3人の冒険の結末を知っての再読なので、物語の先を追うよりは登場人物一人ひとりの発言や心理に注意して読むようにした。重松作品にしては救いがなかったと思われる結末なのだけれど、訴えるものの強さは変わらず。しかしそれでも、生きていてほしかった。2016/06/28
ゴンゾウ@新潮部
109
とても不思議な読後感だった。現実と想像の世界が交錯する。存在が認められないことがとてもつらい。2016/09/10
ゆにこ
94
どうしたらいじめがなくなるのだろう。学校に行かなくても勉強して社会に出る事は出来るので、もし自分の子供がいじめにあった時は無理に登校させないと前から思っていた。でも、楽しいはずの学校生活を奪われた事は一生消えないのだとこの本で強く感じた。2016/07/10
七色一味
90
読破。はじめに断っておきますが。想像力なくて、すいません。☆ゼツメツ。タイトルの意味がわからないまま読み始めました。最初はピュアな気持ちのことかと思ってましたが、そうきましたか。優しく感じれるけど、実はみんなヒキョーなんだな、と。2016/07/26
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