内容説明
デジタル時代だからこそ、よい日本語を身につけたい。コミュニケーションの齟齬を防ぎたい。作家・阿刀田高が、文章を読み、書くことの大原則をユーモアたっぷりに綴る、教養と実用のエッセイ集。
■江戸いろはガルタと上方いろはガルタはどう違う? タは「旅は道連れ」(江戸)「立板に水」(上方) ツは「月夜に釜を抜く」(江戸・上方とも同じ) 果たして「月夜に釜を抜く」とは……?■「一日ひとつ得をした」日記を書く。日本語を身につけるいちばんの早道は毎日日記をつけること。■百人百詩 歌謡曲や百人一首、百人百様の、日本の心の一詩を読み解く。■クロスワードパズル 難しい日本語で、言葉遊び。■翻訳 意味を移すということ ■落語とストーリー ■小説の一行目はどう書くか? ■いい日本語とは何か?様々な角度から日本語に迫り、ユーモアの中に日本語の上手な使い方を解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
22
まさに日本語の冒険。いろはかるた、全部ちゃんと読んだのってはじめてかも。関東版と関西版の違いも興味深い。漢字分解が好き。これで一冊でも読みたいです。あとは、私の好きな五十の歌。いい歌や詩をいくつか覚えていると人生が豊かになる、というのがしみました。私も好きな歌探してみよう!2017/04/02
小梅さん。
13
短編集だけど、どこかエッセイ風。 阿刀田氏の日本語への思いが存分に詰まっているからかな。 母国語である日本語、大事にしたい。2017/02/20
getsuki
11
いろはカルタや短歌、果てはクロスワードパズル……日本語に関するものをテーマに書いた短編集。こういうやり方もありなんだ〜と思わせた一冊。意外な面白さを発見した気分。2017/01/14
ヴァン
9
軽妙な小説で知られる、阿刀田高の小説形式で語られた日本語論。と言っても堅苦しいものではなく、すらすら読みながら日本語についてのウンチクが頭に入るという趣向である。それでも阿刀田氏のことなので、不思議な味わいの話も入っている。言葉を厳密に考えていく職業らしい筋立てが読んでいて楽しい。2018/06/10
香堂満月
7
思ってた感じの話ではなかったけど、面白かった。個人的に踊る一文字たち、不思議で不思議じゃない感じ(よくわかんないや)が良かった^^あとは単純に日本語の一文字は舐めちゃいかんなと(笑)2017/09/17
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