内容説明
戦争では、多くの犬や猫も犠牲になった。愛するペットを殺されるとわかっていて差し出さなければならなかった人々の悲しみは、今も胸に深く刻まれている。著者はその記憶をたどりながら、戦争という狂気の時代がどんなものだったのかをつきとめていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わむう
17
戦時中に供出された犬や猫たちの話。危機を察して何匹もの猫たちが木に駆け上り、猫の木のようだったと。あとがきで作者が「すべての人と動物が幸せに暮らせる世の中でありますように」に共感です。2016/06/25
おはなし会 芽ぶっく
6
北見市の図書館で【絵本いろいろ講座】を担当させていただきました。定員満員御礼、参加してくださった皆様ありがとうございます。こちらは<絵本で平和を考える>のリストの1冊です。2024/03/23
おはなし会 芽ぶっく
6
小学校6年生ブックトーク 【テーマ 戦争と平和】 国語科単元で『川とノリオ』を学習するので、夏休み期間を使って関連の絵本・児童書などの紹介と貸し出し。2019/06/17
ひじり☆
6
一般の人が普通に飼っていた犬や猫までお国のために『供出』したという事実を数々の証言や資料とともに書かれてあった。胸が張り裂けそうになる事実だが、しっかり明かしてくれて意義のある本。2017/11/04
ぷりん
2
犬やねこを供出する側、される側、両方の視点をしることができる本。 こんなことがまかり通っていたという事実から、目をそらしてはいけないと思います。2020/08/16