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内容説明
ジャニーズ事務所が創始されたのは一九六二年。すでに五〇年以上の年月が経っている。ジャニーズは、その長い歴史のなかで、多くの魅力的な男性アイドルを輩出してきた。戦後日本の芸能史を通じて、つねにアイドル事務所のトップとして君臨しているのがジャニーズに他ならない。なぜこれほどまでに、ジャニーズに日本人は心をつかまれてしまっているのだろうか。新たな切り口で読み解く戦後アイドル論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
94
ジャニーズと日本というタイトルに違和感。ジャニーズのことはモテそうな男の子が歌にダンスにというぐらいしかわからないのでそんなに興味を持って読んだわけではない。冒頭のジャニー喜多川、メリー喜多川さんのことが載っていたから。しかしそれも週刊誌に書かれた内容と変わらずもっと中身の濃いものを期待していたのだが・・・・ジャニー喜多川さんが亡くなってから統制力がなくなったようで先日もセクハラについて報道されていた。これからの高齢社会ジジイ、ババア向けのアイドルが増えてきそうな予感。2023/04/27
ホークス
45
今や吉本と人気を二分するジャニーズ事務所。日系アメリカ人のジャニー喜多川は、アメリカの価値観でエンタメを創造してきた。基本はミュージカルであり、舞台で映えるもの、演技的なものを好む。本書はジャニーズの音楽を中心に、日本文化の変遷を考察している。著者の拘りにはちょっとクセがあるけれど、だからこその深みも感じる。SMAPが国民的アイドルになれたのは、ジャニーズの基本に反した「カジュアルさ」故というのが興味深い。嵐はさらに徹底している。集団の中では、集団の基本を逸脱した者こそが輝くという原理が痛快だ。2019/06/19
momogaga
36
図書館本。新書でジャニーズの歴史を学べたのは、収穫だった。ジャニー喜多川の一生をミュージカルにするのもありかな、と思いました。歴代のジャニーズが総出演する豪華なレビューは是非見たいものです。2017/02/16
ケー
25
中盤までは資料や発言を豊富に参照し、タイトル通りの本だなと思いつつ読んでいた。特にジャニー喜多川さんの略歴や思想の考察はとても興味深い。しかし、SMAPの章に関して著者の思い入れが強すぎて急に主観的な考察に陥っていた。著者の年齢を考えると自身の半生と並行的にSMAPの歴史もあるだろうから気持ちは理解できる。だが、だからこそそこがとても惜しい。もう少し客観的にSMAPを見て、資料を使いこなしていたらよかったと感じた。関ジャニ∞とジャポニズムの関連性についても消化不良。2017/09/10
宇宙猫
25
★★★ ジャニーズの歴史を日本の音楽史に絡めてまとめた本。帯の無い状態で読んだので読メを見るまで気付かなかったけど、これってSMAP本だったのか。道理でSMAPのページが多かったわけだが、そういう視点で読むといまいちかもね。2017/02/21
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