内容説明
車中、ケイの神経は高ぶっていた。隣にいるのは、数日前に仕事を通じて知り合ったばかりのハンサムな大富豪、ミッチェル・グレー。仕事の話がある――そう彼に言われて昼食を共にすることにした。だが彼は、それはケイを誘うための嘘だと明かし、一人の女性と長く付き合う気はないが、と傲慢にも付け加えたのだ。だまして連れ出すなんて! とんでもないプレイボーイだわ。ケイの苛立ちをよそに、車は高級そうなレストランに到着した。一泡吹かせてやろうと化粧室に行くふりをして逃げ帰ったケイだったが、彼は強引に自宅まで押しかけてきて……?!■幸薄きヒロインがある日出合った、大富豪との実るはずもない身分違いの恋。クリスマスの季節にぴったりの情熱的かつ心温まる夢のシンデレラ・ストーリーをお楽しみください。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mao
15
ありがちなシンデレラストーリーだけど、良かった!クリスマスのお話にハズレってないのかも!ヒーローのミッチェル・グレー。初めて出会ったときからヒロインが気になって仕方ない。嘘ついてデートさせたり、家まで行ったり、やることが横暴なんだけど、メロメロだから許せる。完璧な彼も、かなり悲惨な過去を持ってて家族とか愛は遠ざけたいはずが、ヒロインと出会ってだんだん壁が崩れていく。ヒロインにとっちゃ夢のようなお話だな。来年クリスマスシーズンにまた読もう(´∀`)♪2017/01/28
mum0031
3
ポーター業社長ケイと、会社社長ミッチェル。 書類の配達で、ミッチェルの元を訪れたケイが、食事に誘われトイレから逃げ出す‥ちょっと、あり得ない設定からミッチェルの興味を引き、デートをくり返し! 双子の娘を持つシングルマザーで、失業した兄を助け、尚かつ母の面倒も見る健気なケイ。 ちょっと、創りすぎ感あり過ぎ。ミッチェルの方も、男にだらしない母と、父親そして妹を事故で失ってたり、可哀想な生い立ち。 ちょっと、此方も設定が暗すぎ。2019/05/09