創元推理文庫<br> ゴーストフォビア

個数:1
紙書籍版価格
¥858
  • 電子書籍
  • Reader

創元推理文庫
ゴーストフォビア

  • 著者名:美輪和音【著】
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 東京創元社(2016/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488448127

ファイル: /

内容説明

いつもの憂鬱な朝、急に「サイキック探偵になる」と言い出した姉・芙二子に振り回される三紅。行方不明の女性の調査をすることになった二人は、事故物件を扱う不動産屋の神凪怜と出会う。三紅の心酔する霊能者に似たクールな印象の男性だが、どこか胡散臭い。しかし、偶然に三紅が神凪に触れた瞬間、聴力を失ったはずの右耳から、不思議な声が聞こえてくる。その一方、神凪も見えないはずのモノが見えているらしい――。デビュー作『強欲な羊』で度肝を抜いた新鋭が、様々な恐怖症をテーマにした四つの不可思議な事件で、貴方の心をえぐります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

84
うーん、『強欲な羊』『ハナカマキリの祈り』の読み心地の期待には届かず残念…お互いが触れることにより、一方は視覚的に、もう一方は聴覚的に霊と出逢うという設定は面白いが、結局2人のドタバタに落ち着いてしまった感も否めない。連作となる4編とも終盤にはそれぞれ仕掛けもあり、最終編で判明する事実も悪くないのだが、何よりキャラが軽すぎて入り込めず…どちらかというとホラーで、擬音な描写にゾッともするけど、今ひとつで中途半端かな。あくまでホラー慣れしていない個人的な感想だけれど…2016/12/10

53
恐怖症にまつわるホラーミステリーの連作短編。ホラーではあるが、全体軽めなテイストで書かれていて読みやすく面白かった。続編はないのかな、残念。 自称『サイキック探偵』の芙二子、スーパーポジティブとか言う言葉じゃ足りない。多分、どこかのネジがはずれてる。こんな姉がいたら精神的に病みそう。 あとがきによると、531個のフォビアがあるとのことだが、私は太い縄が怖い。無条件に怖い。神社に太い注連縄があると動悸が激しくなる『太い縄フォビア』だ。(そんなフォビアがあるかどうかは知らない) でも海老のおどりは大好き。2022/10/26

yumiDON

26
恐怖症を共通テーマにした連作ホラーミステリー。「強欲な羊」と比べるとライトテイストだけど、よりによって1話目をお風呂で読んでしまい、結構怖かった。相手に触れることで霊を見ることの出来る神凪と声を聞くことの出来る三紅。怖がりな2人が懸命に向き合うのが面白いコンビだと思った。フジコはちょっと無神経モンスターなので、キャラとしては煩く感じてしまう。どの話も面白く、特に良かったのは「空飛ぶブラッディマリー」かな。恐怖症というのは、本人にとって非常に切実で、それを盛り込んだ物語だと感じた。2023/01/21

geshi

23
恐怖症をテーマにしたホラー+ミステリーの連作短編集。芙二子の濃すぎるキャラクターが話をコミカルに脱線させてホラーとしては恐くないし、幽霊が絡むからミステリーとしても何でもありになっていて、どこに焦点を当てて読んでいいのか絞れないまま読み終えた。犯人の動機で人コワをやりつつオチは幽霊恐いで締める形がやりたいことは分かるけど、うまく成立していない。テーマである恐怖症の扱いが「何か嫌」ぐらいのことで使っていて軽いし、向き合い方も不誠実な印象を受ける。エンタメとして軽くしたせいで他が割を食っている。2024/08/09

のりすけ

21
恐怖症…風呂の中にいて嫌なものは「G」。フジコのキャラがあまりに能天気で「何こいつ」と思って読み始めたら、姉妹それぞれのキャラが立ってて面白い。おばけさんも、これビジュアルにしたらむっちゃ怖いんじゃないかなぁ。カクカクした動き、ズリズリと近づいてくる…って伽椰子かー、やだー!ミステリ部分は犯人が予想通りだけど、さくっと読めて面白かったです。霊に寄り添って話を聞こうとするミクは、なんていい子なんだ!続編希望。2017/05/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11200485
  • ご注意事項

最近チェックした商品