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内容説明
山歩きを楽しむ人が増えました。いっぽう、遭難事故は20年前の3倍になっています。登りやすい山の代名詞・高尾山でも、1年に70~100件も発生しています。昔は「雪山や高山で起きるもの」というイメージだった遭難が、今は日帰りで行ける低山でもたくさん起きるようになっています。山は、低い山であっても、安全な「町」の常識が通用しない場所です。基本的な心構えやノウハウを知っておかないと、せっかく「健康のために」「リフレッシュのために」と山歩きを始めても、道に迷って下山できなくなったり、体が言うことをきかなくなるなど、思わぬトラブルに巻き込まれかねません。この本では、山を安心して楽しむためのベースになる考え方と実践ノウハウをコンパクトに解説しました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nao Funasoko
21
この手の本を手に取る方はきちんとリスクヘッジできている方であろう。故に、こういった類の書籍を手に取らない人こそ読むべき一冊といえる。 しかしながら、青春新書プレイブックスなんて買ったの何十年ぶりあろうか。(^^;) 2023/10/03
yamahiko
19
とても説得力のある入門書。著者の警鐘に素直に耳を傾けたい。2017/09/17
ゆうほ
18
山歩きの基本が詰まった一冊。スマホに頼り地図を持たない山歩きが危険であると頭ではわかっているけど…。地図とコンパスは使いこなせなるようになりたいもんだ。2020/05/11
砂希ちま
11
夏山用のトレッキング用品を揃えたのが4年前。年に1度は使いますが、本格的な登山まではなかなか。しかし、そういうレベルの人が遭難し救助されているのが現実だそうで、山の怖さを知るにはありがたい一冊でした。落石の危険がある場所には絶対行きたくないし、トロいので転倒したり滑落したりしそう……。永遠のハイキングレベルで楽しむことにします!2017/07/24
yamakujira
11
山歩きの入門書だけれど、実際の遭難事例を教訓にしてダメな例を列挙しているのがおもしろい。「登り始めが遅すぎる人」「『計画』を立てずに、自由に登る人」なんて、慣れた山では許されるにしても、初心者は避けなきゃね。ただ、巻頭写真から期待した遭難事故の紹介は数例だけで、しかも5章以降は歩き方とかレイヤードとか登山届とか、ありきたりな内容になってしまい残念だった。タイトルの通りに、負の具体的な事例をもっと提示してほしいし、「やってはいけない」の中に環境保全の観点も欲しかったな。 (★★★☆☆)2017/01/09