内容説明
昭和3年に樺太に生まれ、終戦後の昭和22年に北海道に引き揚げて激動の時代を生き抜いてきた著者。その作品は、鋭い観察眼によって生まれた発想で、飾らない易しい言葉を用いて、人間の深層心理まで暴いていく。
「青年時代」「壮年期」「老境」という3章構成。“生きる証”として編まれた本書には、社会の矛盾や著者の喜怒哀楽の人生が投影され、読む人を感動に導く。あとがきは「私は、いま生きている。そして、川柳を創っている」の一行で締め括られている。
焼酎よ語り明かそう妻は留守
猫を抱く妻は不満に耐えている
満点をひらひらさせて孫が来る
こんがりと焼けば悋気も愛らしい
ハンドルの遊び程度の浮気です
記念日を忘れたらしい千鳥足
時は金ならば私は大富豪
先着の十名様に妻がいる
憎まれた頃が私の絶頂期
裏付けが無いのに取った鬼の首
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