内容説明
先手中飛車戦術書の決定版!
真ん中に飛車を振り、中央から敵陣を突破する先手中飛車戦法。
単純でありながら破壊力は抜群で、プロ間でも非常に優秀な戦法として認識されています。
先手中飛車VS居飛車の対抗形では先手中飛車が有利、というのが本書の著者村田顕弘五段の持論。「▲7六歩に△8四歩をとがめるつもりで▲5六歩と指している」と言います。本書は村田五段が対抗形における先手中飛車有利を証明するため、有力な居飛車の5対策すべてに挑戦した一冊です。
第1章 5筋位取りVS右銀急戦
第2章 5筋位取りVS△6三銀型急戦
第3章 5筋位取りVS後速△7三銀型
第4章 居飛車穴熊VS先手中飛車
第5章 居飛車△5四歩型の攻防
プロ公式戦で現れた最新の変化はもちろん、実戦で現れなかった研究手順まで惜しみなく披露しています。まさに先手中飛車戦術書の決定版といえる内容であり、最先端の定跡が学べる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そり
15
戦後最年長デビューを果たした今泉四段が、NHK杯にて最強の藤井七段を下したことは衝撃だった。それに感化されて先手中飛車をやってみようと思った次第である。著者は真摯かつ正直なところが知られており、またこの本でも振り飛車と居飛車のどちらかに偏る目を持たない。故にまいった、というのが正直な気持ちである。対居飛車穴熊にたいして互いに力を尽くした場合どうにも良くならない。良くて、研究課題という評価。と言ったものの知らなければ指せないほど、広い。その広さに驚きをもって読めた。勝ちに拘るわけでなし、互角ならまあいいか。2018/07/22
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