コスミック文庫α<br> 仮面師は微笑う ~レプリカ・アリス~

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コスミック文庫α
仮面師は微笑う ~レプリカ・アリス~

  • 著者名:鷹守諫也【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • コスミック出版(2016/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784774728483

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内容説明

〈迷宮都市〉で人々は仮面をつける。別の『顔』で覆い、自らの素顔を隠す。そんな『顔』を提供する者は、仮面師と呼ばれ、人々と一線を画していた。そのなかで最高の技量を持つと言われている仮面師レイヴンにある日、裕福な資産家から妙な依頼がくる。火事から生還したものの、姿を消してしまった娘「アリス」の捜索だ。彼女はレイヴンの作った仮面をつけていたが、その仮面の下の本当の顔とは……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

瀧ながれ

20
ファッションのように仮面を付けて生活する人たちがいる都市で、優れた仮面を造る美貌の仮面師レイヴンを中心に、おきる事件を描いた物語。崩れ落ちそうなギリギリの場所で生きていくには、才能と度胸と幸運が必要なのだ。という息苦しさがずっと漂っている。そんな場所で唯一ほっとするのが、レイヴンに従う穏やかなグリフォンの存在というのは、なんかちょっと皮肉だと思います。…元の作品は複数巻刊行されていたようなので、こちらも続刊あるのかな。レイヴンの秘密が知りたいというと悪趣味だけど、読みたいな。2015/08/18

にゃるび

10
表紙買いだったけど、思ってたよりも面白かった。上級階級の住む楽園、貧困と犯罪の温床の地獄、そして全てが混在となった煉獄を含んだ迷宮都市が舞台。仮面をつけることが当たり前となっている都市で、影を含んだ美貌の仮面師が主役。不思議の国のアリスを上手くモチーフにしていて、汚さと美しさがない交ぜになったような感じが割と好きだ。TL小説を書いていた作者だけあって、キャラもそれぞれ生きている。グリフォンとチェシャ猫、眠りネズミな刑事さんが好き。続編も読みたい!2015/08/04

なつき

8
楽園、地獄、煉獄のエリアに分けられた迷宮都市。最高の技術を持つ煉獄の仮面師レイブンとグリフォン、レイブンの養女になったアリス。設定もキャラもとても好み。新装版のようですが、続きも出るなら読みたい。2017/09/13

agiagi

8
幸福と不幸、富と貧、美しさと汚さが交錯する…こういう世界、私は大好き。読み始めて、すぐに世界にひきこまれた。仮面師のレイヴン、アンドロイドのグリフォン、養女のアリス…それぞれキャラ立ちもいい。こういう世界なので、物語は残酷な感じだけど、読後は悪くない。レイヴン、グリフォンには、何か過去があるよう。これ、続きはあるのかな?2015/09/07

悠遠

5
後半からめちゃくちゃBLちっくに。そこはいらなかったかな。不思議の国のアリスをモチーフにしてる。謎は残ったままだけど続刊は出ないのか。2018/06/07

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