内容説明
池上彰が中国・香港・台湾の最新情勢を解説。
池上彰が独自の視点で、世界の国と地域を解説する『池上彰の世界の見方』シリーズの3冊め。中国・香港・台湾を6つのテーマから読み解きます。
1.「分断の歴史」~なぜ「3つの中国」に分かれてしまったのか?
親日の台湾、反日の中国、正反対のわけは?
2.「共産党による独裁」~なぜ中国では、政治も経済も教育も共産党が支配するのか? 一党独裁の○と×
3.「中進国の罠」~なぜ中国が経済失速から抜け出すのが困難なのか?
中国と一体化する台湾経済の運命は?
4.「破壊された文化」~なぜ、いつ、中国人の道徳観は破壊されたのか?
中国の失われた世代とは?
5.「ひまわり&雨傘」~なぜ学生運動が台湾では成功し、香港では失敗したのか?
6.「外交戦略」~なぜ中国は南シナ海を埋め立てるのか、本当の理由は台湾にある?
中国・香港・台湾の分断の歴史から現在に至るまでの基礎知識と、最新情勢が1冊でわかる初めての本です。
都立桜修館中等教育学校3年生 への特別授業をもとに構成しています。
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
58
中国人が大勢日本にやってきた。国際マナーが身についていないせいで、顰蹙を買うことも多かった。多くの中国人は、日本人の親切さや清潔さ、サービスのよさなどに驚いて帰国する。 日本はひどい国だ、軍国主義の国だと教えられていたけれど、日本を旅行してみたら、日本の人たちはとても優しくていい国だった。そうSNSに書き込んでいる。日本にはどこにも兵隊の姿はない。中国のほうがよっぽど軍服を着た人が多い。政府が言っていることは、違うのではないか。毎年、何十万人もの中国の人たちが、日本に対する認識を改めて帰国しているのだ。 2020/06/13
ミライ
37
中田敦彦さんのYouTube大学で参考図書として紹介されていた、池上彰さんの「世界の国と地域を学ぶ入門シリーズ」中国・香港・台湾編。現在、世界2位の経済大国となった中国の現状を中心に、香港・台湾との複雑な関係が歴史的背景を交えて語られる。毛沢東による中華人民共和国の建国から鄧小平~習近平の時代まで駆け足でわかりやすく解説されており、近年台湾と香港で起こったひまわり&雨傘運動の成功・失敗についても深掘りされているので、この一冊で近代中国・香港・台湾の最新情勢はバッチリ理解できる。2019/10/23
33 kouch
32
今の強い中国を改めて知ろうと読む。が、…経済だけで言うともう陰りが見えている。その流れを眺めると本書でも言うように、まさにひと昔前の日本。諸々岐路に立たされている。そのため香港、台湾だけでなく日本や朝鮮半島も緊張状態にならざるを得ないことがよく分かる。日本はすぐ北に露という問題も抱えている。地政学的リスク大有り。ユーラシア・グループ2024年のリスクNo.6にも挙げられている「回復しない中国」。もはやアメリカだけ向いていればいい時代は終わったと改めて実感した。それにしても池上さん、鄧小平を語るときは熱い!2024/04/02
ごへいもち
29
やっぱりとても良くわかる。俯瞰力。2019/08/23
hk
23
76年・毛沢東死去⇒78年・改革開放路線へ大転換⇒79年・一人っ子政策開始⇒89年6月4日・天安門事件を契機に反日教育に変節 この流れの中で思料する所があった。毛沢東の「人口こそ国力」という信念にもとづき人口爆発が起こり、その反動で一人っ子政策という対極へ向かう。そして89年という反日教育開始の頃合い。これらを勘案すれば一人っ子世代は概ね反日教育をうけていることとなる。さらに目下彼らは40の声を聞いて重職につき始めた。反日思想を刷り込まれた世代が政治的影響力をます中で日中関係は険しさをますのではないか。2019/07/19
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