内容説明
力はお金で「買える」らしい――戦争、資源闘争、内戦、国際機関、外交協定。あらゆることの背景には必ず「お金」がある。世界の今をわかりやすく、深く知るために、元国税調査官が近現代にガサ入れ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サトシ@朝練ファイト
27
経済的な流れで近代〜現代をつまびらかにする意欲的な本で、幅広い知識に拍手したい。しかしながら歴史そのものにはやや苦手なのでは?と言う印象を受ける。アメリカの軍事関連費の供与とイギリスのタックス・ヘイブンの話が興味深いです。2017/03/26
シュラフ
26
副題に「「世界の今」が驚くほどよくわかる」とあるが、なるほど現代の世界情勢の背景問題というものがよく分かった。著者のスタンスは、「戦争というものは大概が利権が絡むものであり、純粋な道徳上の大義のみで行われる戦争などほとんどない」ということ。そうした視点で見ると「過去の歴史」も「現代の世界情勢」もよく理解できる。そして「将来どうなるか」についても自分なりの推論が可能である。経済学の重要性というのも分かる。経済問題を軸にして世界情勢を読み解く、という重要な視点を教えてくれた一冊であった。一読をおすすめしたい。2017/06/07
こも 旧柏バカ一代
18
近代史が凄くわかりやすく書いてあった。中東の事は別の本でも読んでたが先にコッチを読んでおけば良かった。、、、、冷戦時はソ連、アメリカ両国が他国に気を遣って強硬に出れなかったがソ連が崩壊してから傲慢になって行ったか、、、確かにそのあたりから景気が悪いもんな。 あと、イギリスって本当に悪どいな。タックスヘイブンをやってる処は確かにイギリスの自治領だわ。 まぁ元が海賊だもんな、、、2019/11/15
りょうみや
14
著者の歴史本は「お金の流れでわかる世界の歴史」に続く2冊目。経済の視点から歴史を見るコンセプトは同じ。変わらず面白く、学校の教科書も本書のような視点を入れてくれれば学ぶ方も楽しめると思う。特にアメリカやイギリスが覇権のためにこれまで如何にあくどいことをやってきたかが改めてわかる。2017/03/03
ダック
7
着眼点が面白く、なりよりとてもわかりやすかったです。タックスヘイブンに関する記載が印象に残りました。2021/08/08
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