内容説明
誘う女と誘わない女、古来の水の精のイメージ、文学・美術にわたるファム・ファタル像、ショパン、ドビュッシー、ラヴェルらを貫く清冽な文化論。100頁以上の新稿「さらば、ピアノよ!」を付す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
3
ホフマン(1776-1822)は、もとウィルヘルムという名だったが、尊敬するモーツァルトへの傾倒から、アマデウスと改名したとか、生活の実務においては法律家として過ごしたが、人生の大半を音楽家として過ごしたとか、である。 本書は、副題が「オンディーヌとメリザンド」とある通り、水(の精)の音楽の背景を神話などからの変遷を巡りつつ探求したもので、ホフマンも、フケーの『ウンディーネ』を読んでオペラ化したということで、採り上げられているのである。
茅野
1
長らく読もうと思って読めていなかった本。特に前半は情報量が多いが、簡潔で読み易い。神話、民話、童話、文学、音楽を行ったり来たり混ぜ合わせたりしながら展開していく。良書。2020/03/22
akuragitatata
1
最後の小説がクラシック産業の、それでもいまより明るかった時代の闇を照らしだしてて闇って感じでした。かなり知識がないと読めない本ではありますが、文章がきれい。2018/08/13
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