内容説明
これはうつつのことなのか──。目付・川名佐吉のいる備中高松城は、秀吉による兵糧攻めの一環として、周囲を水で囲まれ、陸の孤島と化していた。そんな中、城中で老臣の暗殺が起きる。早速、佐吉は犯人探しを始めるが、飢えと日を追うごとに増す水位、非協力的な家臣たちが邪魔をし、調べは遅々として進まない。さらに、何者かの凶刃が佐吉の命を狙い……。密室の城で一体何が?!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蕭白
6
やや冗長な感じ。2019/02/02
katyoss
0
高松城水攻めの終盤に城内で起こった殺人事件を扱った作品。推理小説としては読み価値はない。どこまでが史実かはわからないが清水宗治、高松城を取り巻く環境を知れる点だけは評価できる。2018/07/22
