内容説明
今話題のiPS細胞、どこがどうすごいの? 中枢神経の再生を世界で初めて実証した岡野教授の著書! 再生医療の最新情報、iPS細胞は現在の医療の可能性を大きく変える! 不治の病がなくなる日がくるかも?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
12
岡野栄之著書初読。09年刊行。図書館処分本。「iPS細胞」と言えば山中伸弥率いる京都大学研究チームが初めて作成に成功したのが有名だが、筆者は分子神経生物学を専門とする医学者。架空の小学生の息子を登場させ、対話を通して「人工多能性幹細胞」(←そもそも和名も不勉強だった)を分かり易い措辞で解説。本人の医学を志した生い立ちや大学院生時代も鏤め、とても興味深い内容。先駆物のES細胞との違いやiPS細胞の欠点や課題が叙述してあり勉強になった。専門的な箇所は難解だが、物語仕立てで趣向を凝らし、思いの外楽しく読了。2025/02/01
Sugh
1
非常にわかりやすい。そんなに難しいとこまで踏み込んでないってのもあるけど…息子との対話(の模擬?)も交えて簡単に記述されている。iPSに限らない医療の話。2017/06/01
nara
1
専門的な内容を自分の子供に教える感じで書いてくれています。図なども多様されていて、ips細胞の入門書としてとても良いと思いました。
chocolate_tokyo
1
講義を受けたこともある岡野先生。iPS細胞は本当にすごいと思います。お子さんのお話はちょっと嘘っぽいけど、ご自身がご両親を早くに亡くされ、若いころから基礎研究を臨床へ生かそうと志高く研究を続けられたところに感銘しました。2011/10/22
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