福猫小判夏まつり

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福猫小判夏まつり

  • 著者名:佐藤洋二郎【著】
  • 価格 ¥1,881(本体¥1,710)
  • 講談社(2017/01発売)
  • 【Kinoppy限定】講談社文字ものほぼ全点 ポイント50倍キャンペーン
  • ポイント 850pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062121521

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内容説明

小説を読む愉しみが、しみじみ味わえる名作。卓越した筆致。言葉が紡ぎだす小説という世界に、するりと入りこんでしまいます。表題作は、木山捷平賞、野間文芸新人賞受賞の著者にとって、数少ない恋愛小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

64
帯に書かれている小説を読む楽しみ…と言うのがわかる気がした。甘いところがない苦さばかりなのだが、そこが人間の本性のような姿を見たような。女は子宮の奥で物事を考える。好きとか愛してるとかいろんな想いが身体の芯で判断されていく。他人から見たらなぜそんな男にうつつを抜かすのかと言われても、言葉にできないのが男と女の永遠の謎かもしれない。なんだかくたびれた男ばかりが出てきた気がする。男の逃げ道は、やはり女なのか。あまり綺麗さを感じない、恋愛というより、人間の持つ本来の性を題材にした人間小説だった気がする。2015/03/15

みさどん

11
優しくもない前向きでもない主人公たちの声が哀しい。そんな短編集だった。彼や彼女たちのような毎日は、淡々として苦しいもののよう。物語には、主人公に変化をもたらす事件が起き、それを通して主人公がより良くなることが多い。しかし、大人の読み物には、何も起きない、日常の姿があるだけというものがあって、これがまさにそうだと思う。日々を気持ちの良いものにしていきたい。これを読んで強く思った。2016/09/22

ヒロくま

1
大人の恋愛小説短編集、少しも甘い所が無く淡々とした男女関係が、生々しく切実に感じられる。2012/10/05

Toshi

0
前知識なく読んだ、すっごく面白かった。2009/12/30

Takashi Kikuchi

0
 思い当たる話ばかりです。2013/12/31

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