講談社文庫<br> 倒錯の死角 201号室の女

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講談社文庫
倒錯の死角 201号室の女

  • 著者名:折原一【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2017/01発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062646901

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内容説明

覗く男と覗かれる女、究極の折原マジック。ベットの上にのびた恍惚の白い脚──男の妄想が惨劇を呼ぶ! ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ──屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。折原ワールドの原点ともいうべき傑作長編! (講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

141
ミステリの回答が袋とじになっており、やはり折原一の誘導にひっかった感じ。物語はあいかわらず叙述ミステリなのでだまされやすい。2011/08/06

🐾Yoko Omoto🐾

130
大満足(笑)今作も登場人物たちの滑稽な行動に目が離せない展開で、ラストのどんでん返し方は「ロンド」よりも好み。繋げるまでには至らずだがフェアな伏線が随所にあり、真相が明かされた時に理解と驚きが瞬時に訪れるのが素晴らしい。大沢については正直「またこれか」と苦笑ものであり突っ込みどころも出てくるのだが、「日記」「通り魔」「覗き魔」という小道具を大胆に盛り込んだトリック、曽根というとぼけた人物の存在など仕掛けの多さが秀逸。そして何といってもこの人物に対するシュールなラスト4行には黒い笑いと哀しさが込み上げた。2014/05/29

nobby

104
まさに叙述の真骨頂を楽しんだ。“屋根裏”“覗き”これが定番もどうかと思うが(笑)しかし、この一見くだらない事柄の積み重ねに次頁をめくらせる筆力は見事としか言いようがない!いっぱい予防線はって、時系列とか、その無用心さとか違和感たっぷりだけど、やっぱり作家の掌の上で転がされてた…袋綴じってのも面白い。中古で読む自分は、開けるワクワクはないのだけれど。2014/11/22

ダイ@2019.11.2~一時休止

96
倒錯その1。覗きのお話。折原さんらしい叙述トリックがイイ。2014/01/02

ちーたん

81
★★★★☆倒錯シリーズ3部作の1つ。折原さんならではの変態臭がプンプン香るどんでん返しミステリ!テーマは『覗き』|ω・)ジー覗く人+覗かれる人=さぁ舞台は整った!アル中で覗きの性癖を持つ男の向かいのアパート201号室に引っ越す新社会人・真弓。新しい門出に日記を書き溜めていく。時に『なのであります』と日記を締めくくったり『黄色』のハイレグレオタードを着て体操したりととんでもなくある人物と重なり癇に障るニオワセฅ(ー̀กー́ )…次第に通り魔や行方不明者など物騒な展開に…そして迎える怒涛の衝撃の真相に驚愕!2019/12/29

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