内容説明
過激派を抑え弱腰を逃がし内蔵助は近づく! 「これはやらねばダメだろう」武士の一分を立てるためごく普通の男達が、じわじわと淡々ともっとも過激に行動した軌跡がわかる。浅野の辞世の句、吉良斬殺の真偽。数々の新説で明かされる「仇討の動機」。吉良邸討ち入り決行までの47士「指示なき自立集団」の全貌!
目次
第1章 刃傷「松の廊下」=キレやすい坊ちゃま大名と疲れた年寄り(「忠臣蔵」とは
藩主・浅野内匠頭長矩の人柄 ほか)
第2章 理不尽な裁定=怒りと不安と武士の面目(苦悩する国家老・内蔵助
誓紙提出 ほか)
第3章 討ち入り決行=ひとりひとりの意志の強固さ(「神文返し」で心底をはかる
十月までに続々平間村へ集結 ほか)
第4章 雪の早朝、激闘一時間=短期間で周到な準備(上野介たしかに本日在宅!
集合場所と時間 ほか)
第5章 英雄としての死=「人間の意地」を示した人々(細川家ではVIP待遇
寺坂吉右衛門の謎を解く ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
6
資料を元に忠臣蔵についてフィクションとの違いを交えながら簡潔にまとめられてます。浅野内匠頭は史実ではボロクソに書かれてるんですよね。間新六だけは実際に切腹(ほかは扇子腹)したとは勉強になった。剣豪不破数右衛門のイメージでしたが、討ち入り時は鍵槍とは。吉良や上杉家の動向も知りたかったところです、タイトル的には違うのでしょうがないですが。2020/05/08
ぶたぶた
0
サクサク読み進められた。史実とフィクションが入り混じる忠臣蔵。名場面がフィクションなのはちょっとショックだけど、読めんでて楽しかった。2014/10/29
ihatov1001
0
忠臣蔵のウソとホント、そしてよく判っていない事が判り易く書かれていて、楽しく拝読いたしました。史実はお話のように正義と悪にはなかなか割り切れないのですね。内容が少し赤穂浪士寄りなのは、吉良さんの地元として少し不満です(笑)。2012/03/12
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