巨海に出んと欲す

個数:1
紙書籍版価格
¥2,090
  • 電子書籍
  • Reader

巨海に出んと欲す

  • 著者名:金重明【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 講談社(2017/01発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062117142

ファイル: /

内容説明

陸の掟にとらわれず、遠い海の彼方を見据えた男・藤原純友。大きすぎる器ゆえに、闘いを宿命づけられた男・平将門。京都朝廷が腐敗の極みに達した十世紀。瀬戸内の海を闊歩する海賊衆を束ねた藤原純友は、遊女、傀儡(くぐつ)衆、碧眼の美しい兵(つわもの)など、律令の枠からはみ出した「異端」たちを、不穏な空気が渦巻く東の国に放つ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TheWho

5
平安中期に起きた「承平天慶の乱」を藤原純友を軸に並行して平将門迄を描く歴史絵巻。大筋は、海音寺潮五郎の「海と風と虹と」と「平将門」を1冊に纏めたNHK大河ドラマ「風と雲と虹」の主人公を、藤原純友に置き換えた様な物語でした。大作だった海音寺潮五郎本とは違い多少内容が薄いとも感想を持ったが、「承平天慶の乱」を唐の滅亡後の五代十国時代や統一新羅後の高麗王朝に准える世界観は、律令世界から脱した日本独自の歴史を彷彿させる壮大な物語でした。2014/04/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1276723
  • ご注意事項

最近チェックした商品