内容説明
記憶の庭に眠る真実とは……!? 友人の晴れやかな結婚式の日、シドニーの携帯電話のベルが悲劇を知らせた。 殺害されたのは、結婚を間近に控えた花婿。 彼の過去に隠されていた、砕けちった幸福と、逃避のはてに辿りついた心の避難所。 それはノブもシドニーも、犯人さえもが持つ小さな隠れ家だった。 すれ違ったそれぞれの想いは……!? どこまでもピュアなノブとシドニーの、“友情”と“純情”のNYストーリー!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つたもみじ
21
ヘンリーの結婚式からストーリーが始まる第四弾。シドニーとノブの幼馴染であるエイダの婚約者が殺され、婚約者は同じく幼少期の知り合いで。両家には離婚・再婚を含めた複雑な事情があった。そしてノブの知らなかったシドニーと家族との確執。泥沼というのか修羅場というのか。鋭く刺さるような言葉を浴びせ掛けられたシドニーを慰め救ったのは、子供のように必死なノブで…。うん、ノブに癒されて、同時にノブに苦しめられてるね、シドニー。なんだかノブが小悪魔に見えてきたよ…天然小悪魔。鈍すぎるだろw2014/05/31
扉のこちら側
20
再読。2014年770冊め。ミステリのネタバラシをせず感想を書くのは難しい。2014/09/19
瀧ながれ
13
どさくさにまぎれてシドニーがノブにキスをした記念すべき巻!(笑) 国の違い、肌の色の違い、家庭環境の違い、嗜好の違いを、ノブは自然体でフラットに受け止める。わたしもそうありたいと思う。…いや、ノブの天性の柔らかさはそのまま鈍さにつながるからな、見習っていいのかは悩むところだな。2014/09/28
はるき
8
複雑に入り組んだ歪な家族。惨劇は執着ゆえか孤独ゆえか・・・・。シドニーと母親の確執とノブと父親の邂逅。徐々に深みを増す本シリーズ。今回も楽しく読んだ。2015/08/24
わっぱっぱ
6
4作め。読み終えた後、タイトルを見て哀しい気分に。「家」が、必ずしも温かい場所であるとは限らない。そして、そう感じている人ほど、家を、自分を受入れてくれる場所を求めているのが、切ない。 伸行の鈍さは罪深いけれど、彼が時折自覚する寂寥感みたいなものは、わかる気がする。2016/01/08