内容説明
人気作家・有栖川有栖のエッセイ集! デビューから15年人気作家・有栖川有栖が書きためた全エッセイから著者自らが精選した殊玉を収録。ミステリから映画、そして関西までを語りつくすエッセイ集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みっぴー
30
大好きな有栖川さんのエッセイ集です。有栖川さんのミステリー愛が凄い!読みたい本が増える増える(^^;)ミステリー作家さんって、浮世離れしているイメージが強いのですが、有栖川さんは逆に、世間で話題になったニュースに自分の意見や主張をしっかり持っていて、それを堂々と述べていることに驚きました。(しかもかなり辛口!)書店員時代の話からデビューに至るまでの話が個人的に一番興味深く、楽しく読みました。大学を卒業後、専業作家になるまで十二年。大器晩成とはこのこと!有栖川さん、一生ファンでいてもいいですか?2017/08/02
まめ
19
「ミステリ」「時事」「カンサイ」「日々」の4章からなるエッセイ集。日々についてのエッセイが一番興味深かった。「マレー鉄道の謎」のための取材旅行記も良かった。本編にとっても活きていると思いました。2016/11/26
那由多
15
このエッセイはウェブサイトを持たない、有栖川有栖の公式サイトとのこと。ミステリ、時事、カンサイ、日々の四つの項目に分かれている。『幻の完全犯罪』でおちゃらけ、『赤い鳥は館に帰る』で“本格”を“赤い実”と表現する。新聞の紙面批評は、おっとりしたイメージと違い鋭い。お恥ずかしながら知らない事件もあり、検索してみて警察組織に怒りを感じたりもしました。大阪愛やサラリーマン時代のお話も興味をそそられました。愛猫フーの永遠未発表エッセイが、とても気になりました。ご夫婦だけの作品なんですね。2019/08/16
黒猫
10
エッセイ集2冊目。刊行順だとこっちが先かな?今回もマイペースに、ユーモアに仕上げられていて良かった。『◯◯殺人事件』の量の多さには驚き!!思わず笑ってしまうほど!もちろん読んでみたいのもちらほら。書店の話は現書店の私にとって「あるある」と頷いてしまう場面もあった。また『最も安価なパラダイス』での「本が好きやったら楽しく生きていけるね」と《本ほど安価なパラダイスはない。そして、そこに入る門は広い》には激しく同感!!2014/07/27
緑
9
推薦文や新聞批評なども含めたエッセイ集。ミステリ関連の熱っぽい文章、新聞批評の辛口っぷり、日常のマイペースでのほほんとした感じ。いろんな有栖川さんの表情が見られて大満足な1冊でした。『マレー鉄道の謎』の取材旅行記が読めたのが特に嬉しい。あの幻想的な講義シーンを読み直したくなった。2016/03/25
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