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内容説明
Jリーグの名物企画屋が放つ異色ビジネス論。
Jリーグの順位でも、毎年上位争いを繰り広げる川崎フロンターレ。
サッカーでの好成績に加えて、地域密着度、観客の満足度が群を抜いて高いことで評判です。Jリーグの調査によると、直近では、「ホームタウンで大きな貢献をしているクラブ」で6年連続して第1位となっています。
そのひとつが、ホームゲーム開催時に行われるイベントなどの企画の数々です。話題に事欠かないクラブのプロモーションは、本書の著者によるもの。前作「僕がバナナを売って算数ドリルを作るワケ」出版後、異業種からの講演依頼が殺到するほど。
今年の7月3日の行われた高田スマイルフェス。がれきの山を整備したグラウンドで、Jリーグの試合がはじめて行われました。また、8月にはこれもJリーグでは異例の、ISS(国際宇宙ステーション)との生交信が行われます。異業種に話を持ちかけ、全く前例のない企画を次々に実現させていく著者が、その実現方法を包み隠さず披露。
社長でもなく、専門的な資格を持つわけでもない、一サラリーマンの著者。ただし、その仕事術には課題解決、企画実現のヒントが散りばめられています。業種を問わず、仕事で悩む人にオススメします。
【ご注意】※この作品は一部カラー画像が含まれております。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふろんた
17
フロンターレプロモ部長本第2弾。いろんなことやりすぎて体験した人でないと訳がわからないのでは。スケールの大きさは南極や宇宙との交信なんだけど、驚いたのはイベントのために試合日程までも融通したこと。無茶振りが多いので、時には選手との調整も必要。外国人監督を招聘しないのはこの人のせいだと思う。だが、来年より東京オリンピックのために4年間出向するとのこと。大久保選手の移籍、風間監督の退任よりも個人的にはダメージがが大きい。選手もスタッフもスペシャルな人に頼らず、自立していかなければならない局面に来ていますね。2016/11/21
だいだい(橙)
17
あー面白かった。フロンターレのプロモーション部長から、4年間のオリンピック委員会出向に旅立つ天野さんの仕事をまとめた本の第二弾。地域やサポーターと結びついて地道に、でも参加した人が驚き感動するような企画を考え、実行する名人芸。そこには代理店とは違う「うちの人」感覚が満載だ。手柄話でなく、応援団リーダーの山ちゃんを初めとしてクラブ外の協力者とのつながりの大切さが暖かくつづられている。一番大事なポイントは、この本の印税は陸前高田市との活動に全額寄付されること。天野さん、オリンピックを盛り上げてください。2016/11/06
Jun Sasaki
12
「僕バナ」に続く、希代のスポーツビジネス仕掛人・天野春果氏流のマーケティング本。講演も聴いたことあるけど、著者はヨーロッパのスポーツであるサッカーであっても、日本ではアメリカ的カルチャーが馴染みやすいとして心を砕いた人物。こじつけと粘りの重要性を感じるけど、ここまでのバイタリティを保ち続けるのは相当難しいとも感じます。今は東京五輪に向かって邁進中。今の苦境をどう打開するか楽しみ。2020/05/17
こも 零細企業営業
9
企画を反対する人の意見を1つづつ改善してクリアしていく。 その発想は無かった。 目から鱗が落ちた。2018/11/28
進☆彡19@雰囲気重視
9
天野春果氏のビジネス書かと思いきや、フロンターレと世界をつなぐ感動のドキュメンタリー。フロンターレサポーターのみならず、Jリーグやサッカー、いやスポーツ好きならば読んで損はない。先日開催されていたフロンターレ展に、ふたつめのエピソードで登場する濱口先生の寄稿があった。それを思い出して、また目頭が熱くなった。「支援はブームじゃない」。この言葉を忘れずに、また陸前高田ランドで蒸し牡蠣を食べよう。もちろんビジネスに役立つヒントもたくさんありますよ!(フロサポ向け)帯は板倉「これ、ずっと見ていたやつだ!」w2017/01/31