集英社文庫 アンダースタディ

著者名：赤川次郎【著】

集英社（2016/12発売）

• ISBN：9784087484687

内容説明

父が急死して21歳のＯＬ、内海奈美の人生は大きく変わった。３歳の時に別れた母と双子の姉、美幸と暮らすことになって、姉の（代役）生活が始まった。身代わりデートをしたり、姉の愛人らしい大学生、安田から「連絡くれなきゃ死ぬ」って電話を受けたり、代役もなかなか大変なのだ。不穏なことは次々起きる。安田の自殺、叔父の心中事件、旧い友人の死。奇妙な糸に結ばれて意外な真相が暴かれる長編。

目次

１　突然、夏の日に
２　風のように
３　秘密
４　入院患者
５　香水
６　プライドの死
７　叔父
８　殴った男
９　兄と弟
10　異変
11　血染めのタイル
12　意外な顔
13　待っていた男たち
14　黒い休日
15　偶然の出会い
16　重ね合せる死
17　ユリの部屋
18　後継者
19　二つの昼食
20　血のぬくもり
21　待ちうける者
22　痛めた足
23　別れ話
24　倒れる
25　会談
26　警報
27　二つの刃
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[蕭白]

いいエンディングでした。主人公も魅力的でした。

2024/04/18

[あきちゃん]

なんだかぼろぼろ人が死んでいく(^_^;)←（ま、コナンくんも毎週のように人が死んでその場に小学生がいるというトンデモ設定だけど）。自業自得の部分があるとしても、いろんな人を事件に巻き込んでいるのに実に淡々と自分と家族の“前”しかみていないような鬼畜なヒロイン（と姉）！？

2015/10/04

[むーす]

入れ替わるところは面白いんだけど内容がのんびり進む感じでうーんよくわかりませんでした。

2022/09/07

[kaizen@名古屋de朝活読書会]

育ちが違う双子の姉妹が，一緒に生活をすることになってうまれるドタバタ喜劇。 人が亡くなるので，悲劇なのかもしれない。 双子の妹が，赤川次郎らしい透明感のある女性で，理想像なのかもしれない。 それでも，脇役にもいろいろ配慮することがあるところが赤川次郎の面白さなのだろう。

2011/05/13

[いけみ]

双子ってもどかしい

2020/08/18