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内容説明
心の働きを微細に観察し、人間の真理を追究した釈迦の仏教。自然法則の発見を通して、宇宙の真理を追究した近代科学。アプローチこそ違うが、この世の真理を求めて両者が到達したのは、「人生の目的はあらかじめ与えられているものでなく、そもそも生きることに意味はない」という結論だった。そのような世界で、人はどうしたら絶望せずに生きられるのか。なぜ物事を正しく見ることが必要なのか。当代一流の仏教学者と物理学者が、古代釈迦の教えから最先端の科学まで縦横無尽に語り尽くす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
道楽モン
70
超弦理論の専門家と宗教学の専門家による対談。量子力学と仏教という対比は、私自身も薄っすらと感じていることであっただけに興味深く読みました。まあ、私の知識は塵みたいなもんだけど。ポイントは視座をミクロに取るのかマクロに取るのか。ミクロなら量子力学や超弦理論、マクロなら宇宙物理や相対性理論。両者に対抗できる仏教のスケールの大きさよ。本書の議論の解答は、いまだに人類が到達していないことなので出てはこないが、両者の熱い対談を味わうものだと割り切って読むべし。佐々木先生が、死後の世界も輪廻転生も信じてないのが驚愕。2025/09/19
booklight
43
超弦理論の大栗氏と仏教学者の佐々木氏との対談。科学は地動説ではなく天動説と考えれば人生に意味はないし、仏教では人生は苦とする。ではどう生きればいいかというと科学には答えはなく(つまり自分で決めていい)、仏教では正しい見方を身に着ける必要があるという(問いには答えず、その前に、というスタンス)。お互いに研究成果を講義しあうので、超弦理論が少しわかったり、大乗仏教と仏陀の教えがどこから違ったのかなどもわかる。因果の探究、という意味では科学と仏陀の仏教はアプローチが同じで対象が違うので親和性は高いく面白かった。2021/04/10
inami
27
★3.5 物理学者と仏教学者の対話、科学と宗教?・・一般的に、宗教は非科学的なものの代名詞みたいに考えてしまうのだが、何か共通点みたいなものがあるのか?・・、本書はそれぞれの専門とする内容について語り、さらにお互いの質問に対して応えるというもの。仏教は個人の救済のために、科学は自然界の「真理」を知るために、それぞれの「世界を正しく見ようとする」。アプローチは違えど「真理」を追い求めるのは同じだ。「南無阿弥陀仏」の由来や釈迦の仏教と大乗仏教の違いなど・・興味深かった。2025/01/22
あっきー
23
✴3 読む前の予想ではブッダの教えと量子論の考えに多くの共通点があるという本かと思っていたがそうではなかった、二人の話もなんとか自分にも理解できる難易度で気に入った、量子論の空間はそれぞれの量子の相互作用によってつくりだされていて世界は物体からできているというよりも関係性の網の目からできているなどはブッダの認識論とよく似ていると自分は思うのだが…、また脳内に蓄えられた情報が死後に保存されること(死後の世界)はないが、自分の脳の外に記憶が保存されること(WiFiでクラウドみたいに)も勿論ないだろう2020/04/23
羊山羊
19
個人的には仏教への知見が多く得られた1冊。大乗仏教と本来の仏教の関係、仏教の無神論の在り方や救いの対象、他者を助けるに至る理由など、深く納得できる内容が多い。本著の白眉は第3部。2人の対談の部分だ。仏教と科学の間で対話が続けられる。その果てに知るということの普遍性や正しさに話が到達する。この流れをポスト・トゥルースに対する防波堤として立てることもできそうだ。刺激的な1冊。2020/05/27
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