内容説明
野球の道に挫折し、夢を失った多感な高校生男子・空色は「女の子のハダカ」が見られるという理由だけで美術科高校に入学してしまう。そこで空色は、同じくスポーツに挫折した「スポバカ」の4人と謎多き少女、奏と出会う。
数多くの友人たちとの出会いは、全く美術に興味がなかった空色をいつしかアートの本質へと引き込んでいく。
抱腹絶倒! 感動必至!
80年台の東京を舞台に、恋と笑いと青春が圧倒的なスピード感で駆け抜ける!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
久遠
3
うん。なんかいい感じ(笑)たまたま、広告ページで目にしてレビューで興味が出て…。美術はほんと知識がなくて…。でも、知らないながらも楽しめたし純粋お馬鹿な男の子達が愛おしくて(笑)その後の成長過程も知りたくなった。2017/01/15
オレンジstory
1
美術科に入学した理由は単に・・。そんな単純な所が男子高校生っぽいような。笑っちゃうけど、彼はその目的を果たすために必死になってる姿はバカかっこいい。目的の為にがむしゃらに突き進んだ結果、自然と美術の腕が磨かれて。青春さが滲み出ていた作品でした。2017/03/13
だけど松本
1
裸が見たいからって理由で美術を学び始めるっていうのがいいなあと思うし、ちょいちょい吹き出しながら読んでたんだけど。最後あっさりだったような。あと、高校生は汚く切ないって何度か書いてあったけど、そんなこと高校生真っただ中にも思わなかったし、振り返って思ったこともないし。全然共感できないことはっきり言葉にされて何度も読まされるのはちょっと嫌な気持ちになってくるなあと思った。2017/02/02
こんにゃくるな
0
男子高校生がくだらなすぎて面白かった。彼らの創作の箇所はグイグイ引き込まれて、「早く先を読みたい。知りたい」と、本に対して10年ぶりに思った。映画化してもおかしくない2021/07/02